マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

のど飴大好き その8

前回のお話ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 しかし…「USA、ペモリンさんさ。実はポ村産の梅味ののど飴についてリサーチしてたんだって。あ、マメチュー先生お帰りなさい」 「ただいま帰りました…

のど飴大好き その7

前回のお話ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 「は?なんの話?」 「この間のペモリンさんの話」「え?まだ言ってんの?だいたいやろうとして、簡単に出来るもんじゃないと思うんだけど」 「だっ…

のど飴大好き その6

前回のお話ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。 「あの人行動がいちいち疑わしいのよ。あたしが警察官だったら職務質問してるわよ」まゆさんは実際に警察官にからまれたエピソードをUSAさんに話して…

のど飴大好き その5

前回のお話 ポ村住民や村長と、やけに仲良く話すペモリンさんに対して、不信感を抱いている様子のUSAさん。「あの人行動がいちいち疑わしいのよ。あたしが警察官だったら職務質問してるわよ」 そんな噂の村長とペモリンさんは、村役場でお話をしています。村…

のど飴大好き その4

前回のお話ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。村長とも仲良く話すペモリンさんに対して、USAさんは不信感を抱いているようです。「最近しょっちゅうポ村にいるでしょ?ペモリンさん。村長とも密会というか密談してるっぽいしさ、な…

のど飴大好き その3

前回のお話ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。そんな彼女は、まゆさんと梅について語っています。「梅って健康にいい部分もあるんでしょ?」 「確…

のど飴大好き その2

前回のお話ポ村住民の方たちとポ村産の青梅の話をするMRのペモリンさん。 村長とも話をしているペモリンさんの様子を、USAさんは訝し気にみつめていました。「USA、仕事中に何を窓の外ばっかり見てるわけ?」 「梅干し婆さん」 「は?」 「あたしね、思うの…

のど飴大好き その1

のど飴おいしっ調剤事務員のUSAさん、朝からごきげん。ポ村を散歩するのが大好きなUSAさんにとって、薬局への通勤もとても楽しいものなのです。 美味しい朝食を食べて、通勤中に朝の太陽の光を浴びながら、食後の運動をするみたいにお散歩をする。「空気もい…

医薬情報担当者 その3

前回のお話マメチュー先生の薬局に、おしゃべりなMR(医薬情報担当者)ペモリンさんがやってきました。 このあとは、内科医くまじろ先生の所にいくのだそうです。 一方マメチュー先生は朝一で薬を取りに来ると言っていたきのこさんが、お昼になっても姿を現さ…

医薬情報担当者 その2

前回のお話 朝…。 ポ村に住むカラスケくんや、スネ文さんはおしゃべりな女性の方に絡まれていました。 午前9時前、マメチュー先生の薬局では開店準備中。 高齢の患者さんたちは、開店時間の9時前から薬局内に入ってきてしまうのですが、今日は誰も入ってく…

医薬情報担当者 その1

「カラスって早起きよね。みんな何時に起きているの?」 「早朝の渋谷とかでご飯食べてるわよね。4時起きとか?そうでしょ?あたしの直感、よくあたるの。ついでにあたしは6時起きよ」 「そうだすか。わたすの仲間には、0時過ぎには起きているカラスもいる…

集団心理 その6

前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 彼女たちは、インタビューを受けてテレビでピリピリしたコメントをしているてんまさんを、心配していました。 「はやくポ村に帰ってくればいいのに…都会でイライラしてるのよ」 「集団の鳥ねぇ。駅前に…

集団心理 その5

前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 その時テレビをひとりで見ていたにゃこさんが、テレビに向かって反応をしていました。「どしたの?にゃこちゃん」 「てんまちゃんにゃ」 「てんま?」まゆさんたちもテレビを見てみると”鳥が集団で駅前…

集団心理 その4

前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。「昔、実家に住んでいた時にさ、帰りが終電になったことがあったのね」深夜の踏切。終電が終わったから電車…

集団心理 その3

前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 お話し中、まゆさんは突然ー。 都会にいる人々も同じように、駅構内で喧嘩中の人間を見ても”邪魔だな”くら…

集団心理 その2

前回のお話まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。 最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。 彼女たちがお話し中ー。 「ただいまにゃー」 「あら、おかえり。にゃこちゃんはいつでも元気ね」「そんな…

集団心理 その1

「そういえば最近、ポ村にカゲが現れないねー」 「いないと心が平和だ」 まゆさんとUSAさんは、休日をポ村でのんびり過ごしていました。 ポ村住民もおのおの、のんびりほのぼのと過ごしているようです。 シフォンとお散歩金銭はお気持ちだけ頂きます「村長の…

どろちゃんとトウキさんと悪しきもの その2

前回のお話画家のトウキさんは、ポ村の御神木の元で涼んでいました。 その近くでは、ポ村特有の“モノ”土壌を悪い状態にする“悪しきもの”が、生まれ出てこないよう、ひとり奮闘しているどろちゃんが… しかしどろちゃんの抵抗むなしく、悪しきものが土の中から…

どろちゃんとトウキさんと悪しきもの その1

ポ村を、そしてポ村の住民を守るのがお仕事の村長。 いつも通りにポ村の隅々をパトロール。 ポ村を愛し、ポ村を守る!さらにポ村の密かな有名人、画家であるトウキさんのお世話もしています。 トウキさんが使用している画材を、いつでも使えるようにしている…

リフィル処方箋導入 その2

前回のお話2022年4月から導入されたリフィル処方箋。 そのことについてマメチュー先生とイチイさんが会話をしていたところ、ねこ森町のねこさんたちが集まってきました。 「それにゃんのお話にゃ?むずかしい話にゃか?」 「聞きたいのか?」 「にゃ」【リ…

リフィル処方箋導入 その1

2022年4月から導入されたリフィル処方箋 さて、リフィル処方箋とはどのようなものなのでしょうか。 「リフィル制度なんて日本にはいらないよな。これ以上、こっちの仕事増やされてもさぁ」何やら文句を言っていた彼。 その背後に気配が。 背後に睨む男「そ…

自宅に訪れる勧誘の人 その2

前回のお話19歳くらいの頃、縁側の窓から対応していた新聞の勧誘屋に「まだ結婚してないの?」と嫌味をいわれたポいも。 沸点の低いポいもさんは ちゃんとキレちゃいましたそうそう、道路に面した窓の付近に干してあると前回の記事で書いた、母ちゃんのデ…

自宅に訪れる勧誘の人 その1

“勧誘お断り”のステッカーをポストや、ドア付近に貼っているお宅を見かけます。 勧誘の方にしつこくされて、困っている人も多いのでしょうね。”チラシの投函お断り“のステッカーもよく見ます。ポストに入れられる広告のチラシもけっこう迷惑。 いらないチラ…

夢森町 2ねこ目 その3

前回のお話一緒に住んでいた彼女に出ていかれた俺は、淋しい部屋に帰るのを遅らせようとあてもなく歩いていた。 そして見知らぬ場所に辿り着き、見知らぬ飲食店を目にする。 そこは店員がねこだらけの店だった。「ほら、チキン。出来たにゃよ。おいしそうに…

夢森町 2ねこ目 その2

前回のお話 一緒に住んでいた彼女に出ていかれた俺は、淋しい部屋に帰るのを遅らせようとあてもなく歩いていた。 そして見知らぬ場所に辿り着き、見知らぬ飲食店を目にする。 なんとなくその店に入るのはためらっていたのだが… 「いらっしゃいませにゃ」 な…

夢森町 2ねこ目 その1

今朝あいつは出て行った。 今日は早く帰りたくない… そう思いながら1日仕事をしていた。 一人ぼっちの夜は久しぶりだから、早く帰りたくないのだ。なのにこんな日に限って、仕事というものは早く片付いてしまう。嫌なことを忘れたくて、仕事に没頭していた…

ネット回線の営業 その3

前回のお話”月千円安くなるのでうちの会社に変更しませんか”というネット回線の営業の男性アーロン。 ポいもは今の回線の会社に断りの連絡をするのが面倒臭いので、変更しないとお断りをしたのですが、月千円節約できるありがたみをトクトクと語られてしまう…

ネット回線の営業 その2

前回のお話家にやって来たネット回線の営業の男性に帰ってもらうため「火を使っていて忙しい」そう伝えました。「お料理中なんですか?何作ってるんですか?」 「は?」にこにこしながら、彼はそんなことを尋ねてきました。 アーロンの質問に反応せずにいる…

ネット回線の営業 その1

突然ですが、ポいもは普段チャイムを鳴らされても居留守を使います。 点検系は事前に管理会社の方から連絡が来るため、それ以外は居留守です。 ある日の夕方6時過ぎ、料理中に玄関チャイムが鳴りました。「珍しく料理をしている時になんだ!?」 覗き穴から…

町の治安 その3

前回のお話 マンションのポストしか置いていない所で、ずっとスマホを見ている小さくて細身、そして長い髪の毛で顔を隠している男性。 なんだかちょっと気味が悪いので、スーパーによってその人がいなくなってから帰ることにしたのに、買い物が終わってから…