マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

集団心理 その2

前回のお話

まゆさん宅でお話し中のUSAさんとまゆさん。
最近USAさんは、ポ村の雰囲気につかり過ぎて、都会のある部分に怯えるようになったそうです。


彼女たちがお話し中ー。

「ただいまにゃー」
「あら、おかえり。にゃこちゃんはいつでも元気ね」

「そんなことないにゃ。セラピーキャットのお仕事帰りで疲れているのにゃ」
「今楽しそうだったよ」
「おうちに帰れてうれしいのにゃ」


ねこさんはご飯を食べられる、気持ちよく眠れる、楽しく遊ぶ、そんなことだけでたっくさんの幸せを感じることが出来るのです。

すぐ嬉しくなっちゃう

「まゆちゃん、お水ー」
「はいはい」

「亭主関白ねぇ」
「にゃむにゃむ、おいしいにゃわぁ」

「こら、こぼさないの」
「にゃこちゃんは、こぼしても自分で拭かず女に拭かせる男」

「にゃむ?」
「この間あたしね、小銭落としたのよ、駅前でさ。迷惑よね」

やば
みんなありがとう

きっと大量のみかんを坂道で転がしても、ポ村のみんなは同様に拾ってくれると思う。

小銭音で人は思わず、振り返る場合がある。

でも小銭に反応したと思われたくない人は、聞き耳だけは立てているけれど、足が止まることはない。

もちろん拾ってくれる人も多い


”人は手を差し伸べない、それが都会のルールっていう偏見をいつの間にか持ってた”


「一部の人の都会に対する偏見には、同調しないようにって思ってたんだけど」
「それって…難しくない?」
「うん、けっこう難しい」

都会では、通勤中等に人が倒れてるのは珍しくもなく、声をかけずに放置するのは普通。

都会にはカゲ(ポ村の化け物)はいないけど、空気を読んで周囲を伺っている人々がいる。
そんな彼らを見ると、気味の悪い化け物と変わらなく見えることがある。

人が多い駅構内では怒鳴りあいの喧嘩をしていることがある。


それに対し、周囲の人は見向きもしない。
だからあたしも気にしないようにする。

いちいち関わっていられないし、関わらない方がいいとさえされている。


みんなも時間に追われ、人の多さにイライラして殺気立ってる。

むしろそっちの方が…あたしは恐ろしさを感じている。

続きます