マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

リフィル処方箋導入 その1

2022年4月から導入されたリフィル処方箋
さて、リフィル処方箋とはどのようなものなのでしょうか。


「リフィル制度なんて日本にはいらないよな。これ以上、こっちの仕事増やされてもさぁ」

何やら文句を言っていた彼。
その背後に気配が。

背後に睨む男

「そうか。俺もお前にこれ以上仕事を任せたくないから即座にやめてくれや」
「だ、誰ですか?あなた」


自分に無関係の薬局に突然現れたイチイさん。


彼は仕事をなめている医療従事者を討伐するのが趣味なのです。

だめ薬剤師撃破のち、改心

「おっと、今はこんなことしている場合じゃなかった」





今日、イチイさんはマメチュー先生と会う約束をしていました。
健康第一主義のポ村の村長によって、出会った二人。


その後すっかり意気投合したようで、たまに仕事以外でも会っているみたいです。

「いらっしゃい、イチイさん」
「にゃぁ」

イチイさん、初めてのねこ森町

本日、イチイさんはねこ森町にある遊園地ネズミーランドで、ボランティアをしているマメチュー先生の手伝いをしに来ました。



ネズミーランドではマメチュー先生による手作り食事会のイベントが開催されています。
イベントではねこさんに必要な栄養素、食物アレルギーなどを考慮したお食事を提供。

「いいイベントですね。食事は健康に関わる大切なポイントですから」

イチイさんはそんなことを言いながらねこさん用の食事を味見しては“うまい“とうなづいています。



二人は食事をねこさんたちに提供しつつ、導入されたばかりのリフィル処方箋について話していました。



「どうですか?利用している患者さんもういます?」
「いえ、まだほとんどいらっしゃいませんね。とても良い制度だと思うのですけれども」


以前から海外では導入されていたリフィル処方箋。
日本では医師会の反対があり、なかなか導入されませんでした。


マメチュー先生と一緒にねこ森町に遊びに来ていたにゃこさんは、ご飯を美味しそうに食べながら二人のお話をじっと聞いています。


「マメたちはなんのお話してるんにゃ?むずかしいお話にゃか?」
「ん?知りたいのか?お前」
「にゃ」

にゃこさんたちの様子を同じく見ていた他のねこさんたちも“にゃんにゃん“言いながらイチイさんたちの元に集まってきました。

続きます