マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

ポ村の住民

絆創膏の呼び方

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「あらクラゲさん、こんにちは。今日もお願いしますね」 穏やかでいつもにこにこしている、患者のきのこさん。駄菓子屋さんの店主で、よく薬局に顔を出してくれています…

校長先生の長いお話

「ねぇ、キンチャくん」 「なに?ジロさん」 「一人喋り出来る人って、凄いと思わない?」「例えば先生とか、職場の上司とか。途中で何を喋ってるか、わけ分からなくなったりせずに、話し続けられるんだもん」 「あぁ、確かにね」 「だけどね。 その一方的な…

薬のサイズ

てんまさんはポ村の小さな公園で、高齢者の方たちと井戸端会議をしていました。 「お茶飲むかい?」 「お菓子食べる?お漬物もあるわよ」 「やったぁ。ありがとうございます」 みんなで持ち寄った食べ物をゆっくりと食べながら、ペチャクチャと楽しくおしゃ…

パゴロウさんを観察中

コソコソと薬局内を覗き込む者がいます。 一体何者でしょう。 「にゃこちゃん、何しとる?お水まだあるよ」「飲むにゃ、飲むにゃ。おばあにゃん、ちょっとだけ待っててにゃ」 「なんだい、そんなに一生懸命見つめちゃって。パゴロウちゃんが好きなのかえ?」…

インフルエンザの時の市販薬の服用  その2

前回のお話夜中にインフルエンザで苦しんでいるという、5歳の子ども。 その母親から 「市販の風邪薬を飲ませてもいいですか」 と、まゆさんがマメチュー先生から預かっていた患者さん専用の携帯電話に、問い合わせがありました。 本来市販の風邪薬は、対症療…

インフルエンザの時の市販薬の服用  その1

ゲホッゲホッ…「ママァ。はやくかえりたいよぉ」 「そうね。 今日は早く帰りましょうね」 熱で苦しそうな5歳の一人息子を、心配している母親のフェレさん。 (とにかく今日は早く帰って、寝かせてあげよう) 今から2時間ほど前の夕刻すぎ。 フェレさんは体調…

子コアラのココアちゃん その2

前回のお話キノコさんの営む駄菓子屋さんで遊んでいたにゃこさんたちと、子コアラのココアちゃん。 子どもたちとみんなで遊んでいたら、ココアちゃんが咳き込みはじめてしまいました。 風邪でしょうか?もしかしたら新型コロナ? キノコさんにココアちゃんを…

子コアラのココアちゃん その1

頼まれるとたまに、ベビーシッターをやっているマメクスリカフェの患者キノコさん。 今日は子コアラのココアちゃんを、預かる事になりました。 ココアちゃんのママは、ちょっとだけご実家に用事があるとのこと。 ママが帰ってくるまでの間、寂しがらないよう…

誰なの?水虫…なの?

ポ村にある小さな公園で、何やら話し込むキノコさんとチーパさん。お二人はポ村のキレイな夕日が好きで毎日楽しみにしているのですが、たまに気味の悪い色をした夕日が、村を不気味に照らすことがあります。 “逢魔が時” 夕暮れ時のこと。昼から夜に変わる時……

お薬手帳・新デザイン

マメチュー先生の薬局で、患者さんに渡しているお薬手帳のデザインが変更されました。 ポ村出身の今、大人気の画家・トウキさんがデザインをしてくれました。 しかもマメチュー先生とクラゲさんがモデルです。 「本当有難いです。忙しい画家さんが私等の為に…