マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

不思議生物シフォン

ねこさんたちとパゴロウさん その2

前回のお話 パゴロウさんはお仕事で失敗をして落ち込んでいたため、リフレッシュしようと、現在シフォンとポ村をお散歩中。静かなポ村を歩いていると、どこかから物音が聞こえた気がしました。 「ぶぶ」 「ん?」 やっぱりなんか聞こえた。 「ぶぶぶ」 「え…

ねこさんたちとパゴロウさん その1

仕事で失敗したなって日。 そのまま落ち込んで帰宅する。 でも家の中に入ると、そこには誰かが… 寂しくて遊んでいました月並みな感想だけど、誰かがいることで心が温かくなるのを改めて知った。 「ごめんね。長いこと待ってたよね」「ま」 こんなに小さな存…

思い出の中の友だち その2

前回のお話 シフォンがポ村の周辺をウロつく悪しきものに襲われ、一生懸命守ろうとしているパゴロウさん。 それなのに!”守ると決めたのにちっとも守れてない”バサバサバサ 何やら頭上から、翼が羽ばたく音がしてきました。 そして頭上にある何者かの大きな…

思い出の中の友だち その1

まだ空を飛べない子供の頃、ポ村に存在する不思議な生物と友だちだった。 当時は練習しても練習してもなかなか、空を飛ぶことが出来ない。 空への憧れに支配されていた心を、友だちの不思議生物が癒してくれた。 一緒にいると楽しくて仕方なかった。 ちょこ…

シフォンのお洋服

パゴロウさんは最近、一緒に暮らしているシフォンの喜ぶことは、なんでもしてあげたいモード真っ只中。 彼は今、シフォン用の洋服作りにハマっています。 ただ、洋服作りは全くの初心者。 ネットでひとり、服作りについて勉強をしていたパゴロウさんですが、…

シフォンのためにできること

ボクが子どもの頃。 「あら、パゴちゃん大丈夫? またお熱出てるわね」 朝から熱を出しては、母親に迷惑をかけていた。 そういえば、マメチュー先生の所での初出勤の日も、熱を出していたっけ? パゴロウさんは緊張や不安を感じると、熱を出していましたが、…

まねっこシフォン

朝、目を覚ましたパゴロウさんは、勢いよく起き上がる。 彼は最近、ぼんやりと寝ぼけながら起きることが無くなっていました。 なぜなら…起きてすぐに、シフォンの存在を確認するようになったから… 「シフォンっ」 「お」 シフォンもパゴロウさんが起きたこと…

シフォンの正体 その2

前回のお話まゆさんは久しぶりにきのこ狩りで見かけた、不思議な生物のことを思い出していました。 「あれ、何者なんだろう」 そんなことを考えていた直後、話していた不思議生物が突然姿を現しました。 なんとパゴロウさんと一緒に暮らしていたそうです。 …

シフォンの正体 その1

「時折、思い出さない?」 まゆさんはお仕事の休憩中、唐突にてんまさんに質問をしました。 「なにを?」 「シャンプーとか洗顔している時とか、夜寝る前とかふとした時にさ」 「?だからなにを?」 以前にゃこさんとまゆさんとてんまさんとで、きのこ狩りに…

模倣行動

新人薬剤師パゴロウさんの真似をして、お行儀よくご飯を食べる不思議な生物シフォン。(シフォンとは、ねこさんが苦手なパゴロウさん宅にあらわれた謎生物) 人間の赤ちゃんも、こうして親の真似をして学んでいきます。 チンパンジー等もそう。 近くにいる者…

そばにくるね

不思議な生物シフォンと、一緒に暮らすパゴロウさん。 シフォンはねこさんみたいに、お出迎えはしてくれません。 「お出迎えのシステム、知らないのかな?」 シフォンは観察するけど、ボク自身に興味があるわけじゃありません。 とうやら、人の真似をするの…

シフォンの特性

パゴロウさんが一緒に暮らすことになった、ポ村の不思議な生物シフォン。 休日の午後。 洗濯物を畳んでいるパゴロウさんを、その不思議生物シフォンがジッと見ています。 シフォンの手には何やら、ティッシュが握りしめられている。 こちらを見ながら見よう…

シフォンとの暮らし

パゴロウさんはひとり暮らしを始めてからずっと、笹のササさんと静かな暮らしをしていました。 一人で暮らす部屋の中はガランとしていて、やっぱり寂しい。 一人で眠る夜もあまりに静かで、そこはかとない恐怖を感じていまいます。 一人で暮らし始めると、炊…

トイレハイについて知る

パゴロウさんが、不思議な生物と暮らすようになって数日。「シフォンってトイレどうしてるんだろう。排泄場所とか用意した方がいいのかな?何となくササさんの鉢植えの中で、しているような気がするんだけど」 不思議な生物の名前は、スイーツからとってシフ…

初めてのボクのペット

「パゴロウさん、今日もお疲れさまでした」 「マメチュー先生、お疲れさまでした」 パゴロウさんは仕事を終え、急いで帰宅の準備。 どうしたんだろう。 今日は何だか、早くうちに帰りたくなってる。 まだうちにいるかな? いるよね? パゴロウさんは、昨日か…

不思議な生物

時折パゴロウさんは、ホームシックにかかります。 大学を卒業してからはポ村に引っ越し、初めての一人暮らし。 お仕事やお勉強で忙しいという以外にも、最近は新型の感染症が流行しているせいで、実家にはあまり帰れていません。 いつでも帰れると思っていた…

きのこ狩り その3

秋のきのこ狩りに来ているまゆさんと、てんまさん。 お夕飯にきのこ料理を食べる気でいるのに、なかなかきのこが生えているポイントが見つかりません。 そんな時二人の前に、不思議な生物が現れました。 スッと一度いなくなったのに、再び現れた不思議生物は…

きのこ狩り その2

前回の続き今は秋のきのこの収穫時期。まゆさんとてんまさん、にゃこさんはきのこ狩りに来ました。それなのにまゆさんは、きのこ狩りは楽しいけどきのこはテンションが上がるほど美味しくはない言い出します。 「きのこのマリネとかさ、みそ汁に入ってるきの…

きのこ狩り その1

本日はきのこ狩りです。 秋のきのこの収穫時期は10月から11月。 そんなきのこを目当てに、まゆさんとてんまさんはきのこを狩りに来ました。 にゃこさんもくっ付いて来ています。「にゃ!」背負い籠の中です。「まゆちゃん、にゃこちゃん ぽのこたくさん採れ…

子コアラのココアちゃん その2

前回のお話キノコさんの営む駄菓子屋さんで遊んでいたにゃこさんたちと、子コアラのココアちゃん。 子どもたちとみんなで遊んでいたら、ココアちゃんが咳き込みはじめてしまいました。 風邪でしょうか?もしかしたら新型コロナ? キノコさんにココアちゃんを…

子コアラのココアちゃん その1

頼まれるとたまに、ベビーシッターをやっているマメクスリカフェの患者キノコさん。 今日は子コアラのココアちゃんを、預かる事になりました。 ココアちゃんのママは、ちょっとだけご実家に用事があるとのこと。 ママが帰ってくるまでの間、寂しがらないよう…