マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

マメチュー先生

負の感情の化け物 その3

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 今日はマメチュー先生、トビーくん、クラゲさん、ヤマオというメンバーでポ村の鉱物を採取しに来ました。 この鉱物は加工により薬になったり、ライトになっ…

負の感情の化け物 その2

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 今日はマメチュー先生、トビーくん、クラゲさん、ヤマオというメンバーでポ村の鉱物を採取しに来ました。 この鉱物は加工により薬になったり、ライトになっ…

負の感情の化け物 その1

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 子どものころ”白線から落ちたらワニに食べられるごっこ”なる遊びをやったことがある、なんて人もいるかと思います。 ポ村に住む子どもさんのトビーくんもそれと似たよう…

アホウドリ

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら てんまさんは、マメチュー先生にこんな風に言われたことがありました。 「マメチュー先生?」 「患者さんの言うことを、信じてはいけないのです」 「信じては…いけない…

薬師如来さま その2

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 お仕事前、ポ村を見守る薬師如来さまに手を合わせに来た、マメチュー先生とてんまさん。 ”薬剤師としてミスは許されない”そう思っているてんまさんは、ヒュ…

薬師如来さま その1

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら マメチュー先生には毎朝、通っているところがあります。 ふと、目的地にどなたかが先に来ていることに気が付きました。 「朝は気持ちがいいだす」 「うん、ね」 てんま…

木じじい その3

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 薬局の片隅に住んでいる超長寿の木じじい。 なんだか昨晩から具合が悪いようです。 心配したマメチュー先生は木じじい用の薬草を取りに行くため、早朝5時か…

木じじい その2

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 薬局の片隅に住んでいる超長寿の木じじい。なんだか昨晩から具合が悪いようです。 心配したマメチュー先生は木じじい用の薬草を取りに行くため、早朝5時か…

木じじい その1

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 彼が誕生してから幾年が過ぎたのでしょう。 樹齢数千年。 樹木というのは動物たちよりも長生きであることが多く、樹齢千年越えの長寿の木は珍しくありません。 私たちが…

花占い その2

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 誰かに恋をしているらしく”惚れ薬”を欲しがる妖精の少女、シルプさん。彼女は最近顔色が悪く、あまり食事をしていない様子。心配するマメチュー先生ですが、…

花占い その1

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら ……。 あら?どなたかと目が合いました。 この方は、ポ村に住む人見知りの妖精、シルプさん。 彼女は”惚れ薬”とやらが欲しいそうでこうやって時折、様子を伺いに来ます。…

湿潤療法 その3

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 信号待ちでイライラしてしまうような、そんなせっかちな性格が原因で、指をケガしたというまゆさん。 USAさんはまゆさんに消毒薬を渡そうとしますが、なぜか…

ガールズセラピー その3

前回のお話 マメチュー先生が夕方までお出掛けしているため、忙しく働く薬局スタッフ。てんまさんは便秘薬を購入しに来た、ダイエットを行っている患者さんとお話し中。ダイエットにより毛細血管がもろくなってしまったため、あざが出来やすくなったことをこ…

絆創膏の呼び方

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 「あらクラゲさん、こんにちは。今日もお願いしますね」 穏やかでいつもにこにこしている、患者のきのこさん。駄菓子屋さんの店主で、よく薬局に顔を出してくれています…

寒い日に飲む甘酒 その3

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 冬の寒さが苦手なまゆさん。マメチュー先生の甘酒で温まっていました。そんな中、甘酒が大好きらしいUSAさん。一人、甘酒のおかわりをしまくっていました。…

寒い日に飲む甘酒 その2

⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 冬の寒さが苦手なまゆさん。途中で行き倒れて、クラゲさんに薬局まで運んでもらったようです。 「あったまったー。おかわり欲しいー」 「まゆさん、いつも薬…

先生は魔法使い その2

⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回のお話 ”薬草”を見るたびに薬剤師になりたかった理由を思い出すというまゆさん。 薬草代わりだという”マメチュー先生スープ”をいただき、元気をもらっていました。 午…

先生は魔法使い その1

⚫︎物語を最初からご覧になりたい方はこちら ⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら 前回の記事:残り物でデトックススープ ここはポ村唯一の調剤薬局。 あたし、まゆが採取した薬草は、いつもここに届けている。 なんか… 薬草って眺めるたんびに、薬剤師に…

秋のごちそう

これは少し寒くなってきた、秋のポ村のお話。 なにやらまゆさん眠れないっぽい 眠る前につい、考え事をしてしまう人は多いのではないのでしょうか。 まゆさんも同じく布団の中で考え事をしてしまいます。 通常眠りに落ちるまでは、10分~15分かかるのだそう…

医薬情報担当者 その3

前回のお話マメチュー先生の薬局に、おしゃべりなMR(医薬情報担当者)ペモリンさんがやってきました。 このあとは、内科医くまじろ先生の所にいくのだそうです。 一方マメチュー先生は朝一で薬を取りに来ると言っていたきのこさんが、お昼になっても姿を現さ…

リフィル処方箋導入 その2

前回のお話2022年4月から導入されたリフィル処方箋。 そのことについてマメチュー先生とイチイさんが会話をしていたところ、ねこ森町のねこさんたちが集まってきました。 「それにゃんのお話にゃ?むずかしい話にゃか?」 「聞きたいのか?」 「にゃ」【リ…

リフィル処方箋導入 その1

2022年4月から導入されたリフィル処方箋 さて、リフィル処方箋とはどのようなものなのでしょうか。 「リフィル制度なんて日本にはいらないよな。これ以上、こっちの仕事増やされてもさぁ」何やら文句を言っていた彼。 その背後に気配が。 背後に睨む男「そ…

フィトンチッド その2

前回のお話 仕事の休憩中、パゴロウさんとUSAさんは、ポ村の占い師・ソヨウさんの話をしていました。 「憎い人がいて悩んでいる人に、丑の刻参りをすすめたんだって」 「なぜ丑の刻参りを?」 「ソヨウ君が勧めた丑の刻参りは、ポ村の御神木限定」 「ポ村の…

フィトンチッド その1

憎くて憎くて仕方がない人がいる。 目の前から消えていなくなって欲しい。 そういう時って、一体どうしたらいいんだろう。 マメチュー先生の薬局の、鉢の中で暮らす木じじい。 木のじじいであるため、鉢の中から出て移動するのは一苦労。 そのため、ほとんど…

夏のお野菜 その5

前回のお話 三すくみでお料理の提供を待っていたケイヒさん、マメチュー先生。そしてパカじいさん。 するとなぜか、ナメ江さんの金切り声が聞こえてきました。 「キャー!」 「ナメ江さん、大丈夫か?」 昭和の男気をみせるパカじい、いち早く駆け付けます。…

夏のお野菜 その4

前回のお話 農家のケイヒさんは三すくみでお料理を待つ間、マメチュー先生に相談をしていました。 相談内容は耳鼻科の先生が、自分の話をほとんど聞いてくれていなかったということ。 その先生の診断は… 診断:外耳炎 「…先生絶対話聞いてなかったよな。ほん…

夏のお野菜 その3

前回のお話 農家のケイヒさんは収穫したお野菜を、いつもお世話になっているポ村の住民に配りにきました。 小料理屋 三すくみにやってきたケイヒさんは、今から野菜料理を食べさせてくれると聞き、食べたいメニューを考えています。 まずはトマトはサラダね…

夏のお野菜 その2

前回のお話 農家のケイヒさんは収穫したお野菜を、いつもお世話になっているポ村の住民に配りにきました。 大量のお野菜を抱えているので、ちょっとよろつきながらの登場。 「よっと。わわ、あ!三すくみのみなさん、こんにちはー」 「アラ、ケイヒさん、コ…

落ち葉掃除 その2

前回のお話毎年恒例落ち葉掃除をするポ村の住民。 お掃除中に大きなお野菜を販売する業者さんがやってきました。 「こんにちはー」今度はミルクを販売する業者さんです。 この後はパティスリーマルズさんの所へ向かいます「今度はミルク!美味しそー」 「お…

落ち葉掃除 その1

冬を迎える前に毎年行う、ポ村の落ち葉清掃。 集めた落ち葉は腐葉土として再利用します。 腐葉土は農家を営むケイヒさんにお届け。 「いっつも悪いね、ヤマオ。ポ村にはヤマオしか男はいないのか」「人見知りの男性が多いのですよ」 ブーたれたことを言って…