前回のお話
家にやって来たネット回線の営業の男性に帰ってもらうため「火を使っていて忙しい」そう伝えました。
「お料理中なんですか?何作ってるんですか?」
「は?」
にこにこしながら、彼はそんなことを尋ねてきました。
アーロンの質問に反応せずにいると…
「じゃあ、他を回ってから午後8時半にまた来ますね」
”くんなよ”
いやいや、夜の8時半になんてまた来られても困ります。
金曜の夜なんです。
お休みの前日なんです。
この後はもう、ごはんを食べながらゆっくりしたいのです。
「…火は止めておくので、続きがあるのなら今話してください」
「分かりました。では早速回線を変更したいので、空いている日を教えてください」
お宅がすすめる会社に加入するとは伝えていないのに、いつの間にやら話が進んでいました。
月千円安くなるんだから加入するに決まってるよね、的な感じ。
よそ様のお宅に訪問した時は、すんなりと話が進んだのでしょうか。
「ただ、平日じゃないと変更にかかる費用がプラス三千円かかります。〇月〇日以降で空いている日はありますか?」
「え?」
「そして今使用している回線の会社に、断りの連絡を入れておいてください」
断りの連絡だと?そのひと手間超絶面倒くさい。
「〇月〇日以降はしばらく休めないんですよね。その3日前なら有給取ってんですが」
「だったら、その日でも大丈夫なように連絡してみます」
連絡しなくていいです。
断りの連絡入れるとかとか、極端な面倒くさがり屋さんのポいもにはしんどいです。
過去ポいもは、面倒くさがって給湯器が壊れたまま使用していたような人間なのです。
急激にこのアーロンって奴を、追っ払いたくなりました。
もう話す意味もない。
早くご飯食べて寛ぎたい。
断ろう。
「やっぱりいいです。変更しないです。回線は今までのものを使用します」
「よ、予定がつかないんだったら、空いている日で対応できるよう頑張りますから」
この”頑張る”をすごい主張してくるアーロン。
ああ、もうさ。そうじゃないのさ。
アーロンの頑張りがどうとかじゃない。
断りの連絡をするのも面倒だし、あなたの対応をするのが面倒くさいの。
急激に嫌になったの。
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※面倒くさがり屋で、腰が重い人間の話

アーロンはまだ一生懸命なんか言ってる。
「だって毎月千円安くなるんですよ?千円を甘く見てはいけませんよ?千円あったら、うんたらかんたら…」
もうすでに話を聞く気のないポいもの様子には気づかず、今度はすごいスピードで、いかに節約になるかをごちゃごちゃ言い出している。
まるで千円プラスになっただけで、人生が豊かになるかのような物言いです。

続きます