まゆ
前回のお話毎年恒例、節分の日にやってくるガリガリの赤鬼。 今年はそのもじゃ頭(かつら)の中から小さな青鬼さんが出てきました。 ひょこっと出てきた小鬼さんに、一点集中しているにゃこさん。 小鬼を捕まえてやろうと、鬼のもじゃ頭を”ていてい”していま…
節分の日、怖いものが苦手なパゴロウさん、ケイヒさんはおうちの中に隠れています。 パゴロウさんケイヒさん節分の日に鬼が出没するのに乗じて、悪しきものがいつも以上にうようよしているからでしょう。 悪しきものとは土壌を腐らせたり、その腐った土で作…
前回のお話外出中のマメチュー先生に、お店を任されたパゴロウさんたち。先生の留守を預かるため、張り切っていたパゴロウさんですが、ミスの連発。落ち込んでいたところ、USAさんが自分の失敗話を爆笑しながら話だしました。 「でね、でね。昨日、雨降って…
「では、みなさん。申し訳ありませんが、今日はお店をお願いしますね」そう言って、マメチュー先生は出かけて行きました。 薬剤師まゆさん、調剤事務USAさんはいつも通りですが、初めてマメチュー先生がいないお店を任された新人薬剤師のパゴロウさんは、張…
前回のお話毎年恒例落ち葉掃除をするポ村の住民。 お掃除中に大きなお野菜を販売する業者さんがやってきました。 「こんにちはー」今度はミルクを販売する業者さんです。 この後はパティスリーマルズさんの所へ向かいます「今度はミルク!美味しそー」 「お…
冬を迎える前に毎年行う、ポ村の落ち葉清掃。 集めた落ち葉は腐葉土として再利用します。 腐葉土は農家を営むケイヒさんにお届け。 「いっつも悪いね、ヤマオ。ポ村にはヤマオしか男はいないのか」「人見知りの男性が多いのですよ」 ブーたれたことを言って…
前回のお話トウキさんの個展を見にポ村にきた、観光客の女性二人組。 個展を開催する場所をみつばちさんと散歩中のてんまさんに尋ねようとしたら、そこへカラスケくんがやってきました。 しかし観光客の女性たちはカラスケくんを見て、とても気味悪く思って…
前回のお話USAさん宅で手料理を振る舞ってもらっているまゆさんですが、彼女は苦い味のものなど好き嫌いがとっても多い。 さらには薬剤師なのに、漢方薬を服用するのも苦手なようです。 「だって嫌いなんだもん。 そうだ、漢方っていえば実家の庭にさ、どく…
今日はUSAさんが手料理を振る舞ってくれるとのことで、USAさん宅に遊びに来たまゆさん。 一緒にご飯が食べれないにゃこさんは、そばで“ぷーすか“お昼寝中です。 「もうちょっと待っててね〜。 あたし緑のお野菜大好きー! まゆちゃーん、ピーマンは食べられ…
前回のお話まゆさんは久しぶりにきのこ狩りで見かけた、不思議な生物のことを思い出していました。 「あれ、何者なんだろう」 そんなことを考えていた直後、話していた不思議生物が突然姿を現しました。 なんとパゴロウさんと一緒に暮らしていたそうです。 …
「時折、思い出さない?」 まゆさんはお仕事の休憩中、唐突にてんまさんに質問をしました。 「なにを?」 「シャンプーとか洗顔している時とか、夜寝る前とかふとした時にさ」 「?だからなにを?」 以前にゃこさんとまゆさんとてんまさんとで、きのこ狩りに…
マメクスリカフェで調剤事務として働いているUSAさんは、夢見るように語り出しました。 「子どもの頃さ、おひなさまを見るとすっごくワクワクしたのよね。あたしもあんな風に、愛らしいお姫さまになりたかっなあ」 “小料理屋三すくみ“で働くナメ江さんが、そ…
「楽しかったー、でも買い物しすぎて遅くなっちゃったな」 USAさんが都会で買い物に夢中になりすぎたため、少し帰りが遅くなってしまった日のこと。 家路を急ぐ彼女の背後から、何かが聞こえてきました。 「フゥ〜、フゴー」 「!?」暗い夜道。 何やらとて…
前回のお話人間の心に巣食う“悪の心“を餌にしている鬼。 しかしそれだけでは満腹にならない鬼は、節分の日に豆を食べて、一年分の栄養を摂取しています。 そんな鬼はポ村にも現れたのですが、去年の記憶があまりいいものではなかったせいか、こっそりと引き…
人間の心に巣食う“悪の心”を餌にしている鬼。 節分になると、ポ村にも鬼がやって来ます。 鬼に対しては、ポ村の周辺をウロつく悪しきものさえも恐れ、近くに鬼の気配を察しただけでも逃げて行く。そんな鬼が今年もポ村に現れ…たのですが。 鬼はなぜかポ村に…
大晦日って、やっぱり夜更かししてしまいますよね。なので寝坊して遅刻したことはない人間ですが、元旦の日はいつも昼ごろまで寝ています。 ぐーすか寝ているので「あけましておめでとう」 と言いながら、家族みんなで朝食を食べた記憶もほぼありません。 お…
大好きなチョコ菓子。 “これは後で食べよう“ まゆさんは好きなものは先に食べずに、大事にとっておくタイプです。 人によってはもったいぶりすぎて、賞味期限を切らしてしまう… という人までいるらしい。 でもまゆさんは、きっちり食べます。 食べ物を無駄に…
前回のお話 オブラートに包まない方が良い、食欲増進させるための苦い漢方薬。 なぜかまゆさんとUSAさんがクイズ対決をして、負けた方が飲むことになりました。 「じゃあ、第2問。 きゅうりに付いている白い粉は、何て呼ばれているものでしょう」 「白い粉?…
「実家から、たくさん食材を送ってきてくれたのー。みんなで一緒に食べよっ!」 というUSAさんのお誘いで、USAさん宅に遊びに来ているまゆさんとてんまさん。 本日は三人で、実家からの仕送りパーティーです。 「いっぱい食材があるからいっぱい食べてやるー…
前回のお話コーヒー専門店がポ村に出来て以来、USAさんはコーヒーをよく飲むようになっていました。 しばらくはコーヒーのおかげで眠気や疲れもとれ、USAさんは元気一杯でした。 ところが今日は体調が悪い様子。 まゆさんに“コーヒーの飲みすぎでは?”と指摘…
「コーヒー大好き!」USAさんはポ村にコーヒー専門店が出来てから、今まで以上にコーヒーを飲むようになりました。 コーヒーを飲むと、眠気や疲れがとれる。そのためか今まで以上に日々が充実し、楽しげな様子。 お店で飲むこともあるようですが、コーヒー豆…
前回のお話ポ村に新しく出来たコーヒー専門店に来たUSAさん、まゆさん、にゃこさん。どうやらまゆさんは、コーヒーが苦手みたいです。 「まゆちゃん、この飲み物嫌いにゃの? いい匂いにゃのに」 先程から周囲の様子を、観察していたにゃこさん。 USAさんが…
「にゃばば~ば~ば、にゃばば~ばばば~♪」違いが分かる、ねこのにゃこさん。 「このほうじゅんな味わい… これは!銀のスプーンにゃ!」 「にゃこちゃん、ちょっと静かにして」 「にゃむ?」 「そういうの、今あたしがやりたいから」コーヒーの味が分かる大…
前回のお話大学の一年先輩で、おなじ生物サークルだった、てんまさんは当時とても人見知りでした。 でも誰よりも早く警戒心の強いねこを懐かせ、てんまさん自身もねこに懐いていました。 一方まゆさんは… そのねこさんに、ガッツリ引っ掻かれてしまいます。 …
まゆさん、今日は朝からお仕事。 山に生薬を採取しに行きます。 「あ~眠い。 何時間寝ても朝は眠い」 「きゃ~まゆちゃんだぁ~~!!」 「!!?」 「にゃ~~~!!」 ぼんやり歩いていたまゆさんを、目覚めさせるくらい元気な声で近付いて来る人が…そし…
「にゃこも行くー!」 ポテテテテテッ 「ん?何にゃこ」 にゃこさんはお出掛けしようとするまゆさんの後を、慌てて追い掛けていきます。 「絶対一緒に行くにゃ! 今行くにゃ。すぐ行くにゃ」 “まゆさんに、置いて行かれる…” そんな予感でもしたのでしょうか…
前回のお話七夕の夜に織姫と彦星が、天候に左右されること無く、毎年会えるようにとお願いをするトビーくん。 「そもそも何で織姫と彦星は、年一しか会えないわけ?毎日会ってりゃ良いじゃん」 「あっうん。 えっと、それはね…」 独身時代は、とっても働き者…
空気が澄んでいて、空を遮るような高い建物がないポ村では、星がとてもきれいに見えます。 七夕の時期には天の川を見物しに、観光客が来ることもあります。 星空というのは、色々な想像をかき立ててくれる。 “もしかしたらあの星々の中には、花や海や空が存…
にゃこさんはもう、大人のねこさんです。 完全体の大人のねこ。 大人なのですが、とっても甘えっ子。でも甘えんぼさんのねこは、にゃこさんだけではありません。 人と共に暮らしているねこさんたちは、甘えんぼさんが多いのです。 一方、ひとりで暮らしてい…
前回のお話USAさん、蕁麻疹を発症。 まゆさんと、その原因を探ることに… どうやら便秘を解消するために食べていた、色んな食材の中に原因がある。そんな可能性がでてきました。 そもそもその“便秘”になったのは、外を自由に歩けなくなったストレスでは? そ…