マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年 年の瀬の猫さん その2

前回のお話 食欲が無くなってしまったポにゃちゃんですが、おしっこはよくする。 お部屋の中で、粗相もするようになってしまいました。 ということで21歳を目前にして、おむつデビューをすることになりました。食欲がかなり減ってきたというポにゃちゃんで…

2022年 年の瀬の猫さん その1 

このところポにゃちゃんの食欲がなくなってきたという、ポあねからの報告。心配です。一方で、お水はしっかり飲んでいるとのこと。 だからおしっこをよくする。 これは老齢のため、腎機能が低下しているからなのでしょう。ポいもはほとんど水分をとらないの…

りーちゃんのクリスマスケーキ その3

前回のお話今年はどんなクリスマスケーキにしようか考えていた、パティシエ見習いのりーちゃん。 考えた末、イチゴのデコレーションケーキを作ることにしました。 しかし馴染みの青果店では、肝心のイチゴが売り切れ。 そこへ行商の人が”酸っぱくて人気ない”…

りーちゃんのクリスマスケーキ その2

前回のお話 今年はどんなクリスマスケーキにしようか考えていた、パティシエ見習いのりーちゃん。 考えた末、イチゴのデコレーションケーキを作ることにしました。 「マルズ先生!ぼくのケーキの絵、見てー」 描けた 「これはこれは。素敵なケーキが描けてい…

りーちゃんのクリスマスケーキ その1

クリスマスが今年も近づいてきました。 ポ村は一番、年末が寒い。 そのため、年末年始の一週間前くらいは冬眠、というか冬ごもりしてしまう方も多いのです。 冬眠中 保存食を準備してしばらく在宅 一方パティスリーマルズで働くパティシエ見習いのリーちゃん…

猫とこたつ

日本国内ではだれもが承知。 ねこさんは、おこた好き。 うちの実家で一緒に暮らしていた、ねこのぽんちゃんもこたつが好きでした。一方のポにゃさん。ポあねはこたつを持っていないので、今一緒に暮らしているねこのポにゃさんは、こたつ経験がありません。 …

冬の屋台 その2

前回のお話冬の夜、ポ村には豚汁を出してくれる小さな屋台が出ていました。そこにはバスの中で居眠りし、最終のバスで終点ポ村まで来てしまった中年の男性がひとり、お客として訪れているようです。 「犬猫なんかに癒されるっていうけどさ、ほんとに癒される…

冬の屋台 その1

空気が澄み星がよく見える、そんな年の瀬せまる冬の夜。 ポ村には小さな屋台が一つ、ポツリと出ていました。屋台からはごま油のいい香りが漂っています。 冬にピッタリ、アツアツの豚汁を出す屋台のようです。 豚肉、ネギ、大根、ごぼう、にんじん、こんにゃ…

猫さんすくすく育つ

うごうごとうごめくものの中で、一番かわいいもの。色々といますよね。 アザラシとか可愛いですね。リクガメとかもひっくり返ってウゴウゴしているとね。 助けずにはいられないと思う反面、可愛いなぁと思います。カメさんがひっくり返ったお友だちを一生懸…

仕事でのミス その2

前回のお話外出中のマメチュー先生に、お店を任されたパゴロウさんたち。先生の留守を預かるため、張り切っていたパゴロウさんですが、ミスの連発。落ち込んでいたところ、USAさんが自分の失敗話を爆笑しながら話だしました。 「でね、でね。昨日、雨降って…

仕事でのミス その1

「では、みなさん。申し訳ありませんが、今日はお店をお願いしますね」そう言って、マメチュー先生は出かけて行きました。 薬剤師まゆさん、調剤事務USAさんはいつも通りですが、初めてマメチュー先生がいないお店を任された新人薬剤師のパゴロウさんは、張…

落ち葉掃除 その2

前回のお話毎年恒例落ち葉掃除をするポ村の住民。 お掃除中に大きなお野菜を販売する業者さんがやってきました。 「こんにちはー」今度はミルクを販売する業者さんです。 この後はパティスリーマルズさんの所へ向かいます「今度はミルク!美味しそー」 「お…

落ち葉掃除 その1

冬を迎える前に毎年行う、ポ村の落ち葉清掃。 集めた落ち葉は腐葉土として再利用します。 腐葉土は農家を営むケイヒさんにお届け。 「いっつも悪いね、ヤマオ。ポ村にはヤマオしか男はいないのか」「人見知りの男性が多いのですよ」 ブーたれたことを言って…

ポ村のセラピーキャット、にゃこさん ① その2

前回のお話ねこ好きだけど、ペット不可物件に住むあたし。今日はポ村のセラピーキャット、にゃこちゃんに癒してもらいに来た。なのに癒される所か、にゃこちゃんに振り回されてしまっている… 「待って、待って!どこ行くの?」運動不足のあたしは既に息が切…

ポ村のセラピーキャット、にゃこさん ① その1

ねこ好きだけど、一人暮らしでペット不可物件に住むあたし。 金銭的にね、なかなか難しいよね、ペット可物件は。 でも無性にねこと触れ合いたくて、たまらない時がある。 ねこさんの幻影 禁断症状がでる。 あたしはねこ依存症なのかもしれない。 だからねこ…

爪が割れる その2

前回のお話 ポあねが車を購入するというので、一緒にいくことにしたポいも。所が二軒目のディーラーさんの所で、車のドアに指を挟んでしまいました。それを見て、青ざめる店員さん。“かわいそう“ そんなこんなで、結局購入した車は。。。 最初に行ったディー…

爪が割れる その1

「フリスビー買ってきたから、今から公園行こう」 シュールなことを言い出す、仕事から帰宅直後のポあね。 夜の公園で、姉妹で初めてのフリスビー。 何だこれこの時…ポいもはポあねにばれないよう、実は右手親指の痛みを必死で我慢していました。 一応ポあね…

青年と猫

ポ村に住む画家のトウキさんは、昼間頭痛がひどくなることが多く、痛みが出ている日中は、身体を動かさず目を閉じていることが多いです。 そんな風に頭痛が発生した日は、夜に眠ることが出来なくなるため、そのまま起きてぼーっとしている。 今日も頭痛がひ…

電子お薬手帳 その2

前回のお話 電子お薬手帳よりも、紙のお薬手帳の方が使いやすいというポあね。 その理由は… “携帯電話は紙のお薬手帳のように気軽に預かれないから“ 黒衣の薬剤師調剤室にお薬手帳を持って行けない場合、忙しい時などはちょっと非効率的になってしまいます。…

電子お薬手帳 その1

突然ですが実はわたくしポいもは、調剤薬局に行ったことがありません。 具合が悪くても “病院に行かない“ “薬を飲まない“ そんな人間なのです。 医療関係者を、非常に困らせるタイプだと思います。そんなポいもに時折、薬剤師であるポあねが語るお話。 今回…

ねこ森町のハロウィン 2022

ハロウィンの夜。 ねこ森町では、ねこさんたちによる仮装がはじまっています。 悪い霊からねこさんの身を守るためです。 ねこさんたちは基本、怖がりなのです。 「早くお着替え手伝ってにゃ」 くろねこさんに、連れてこられた魔女の方、なぜだかねこさんたち…

ほんとにあったひっちゃかめっちゃかな店 その4

一話目からはこちら www.mamechu.com前回のお話 もち三さんは職場から近い、提供の早さが売りの飲食店に ランチをしに来ていました。13時から会議なので、それまでに会社に戻りたいのですが、その日は初めてみるパートのおばさんが焦りながら仕事をしている…

ほんとにあったひっちゃかめっちゃかな店 その3

もち三さんは職場から近い常連の飲食店に、ランチをしに来ていました。13時から会議なので、それまでに会社に戻りたいのですが、その日は初めてみるパートのおばさんが焦りながら仕事をしている。なかなか注文の品は出てこないは、注文の品を間違えるわで、…

ほんとにあったひっちゃかめっちゃかな店 その2

前回のお話もち三さんは職場から近い、提供の早さが売りの飲食店にランチをしに来ていました。13時から会議なので、それまでに会社に戻りたいのですが、その日は初めてみるパートのおばさんが焦りながら仕事をしている。 「なかなか注文の品、来そうも無いな…

ほんとにあったひっちゃかめっちゃかな店 その1

信号がチカチカ点滅しています。 それを見た時… ・信号を見送ってもいい人・絶対信号待ちをしたくなくて、走って信号を渡る人 せっかちな人とそうでない人、対応はそれぞれ全く違いますよね。 せっかちかちさんから見ると“信号をのんきに待てるって、どうい…

ねこねこネットワーク

元々そこかしこに、ひっそりと実話が盛り込まれているこのブログ。ナメ江さんや、イチイさんの薬局で働くロクジョウさんなどにも、実はモデルがいます。さて、今回お伝えするお話は、丸々実話です。 これはポあねと同じ時期に入社した、同僚の方のお話。※ 許…

ねこさんにはちょっとビビリな面がある

都会で働く薬剤師のイチイさんは、ポ村の村長に頼まれて、マメチュー先生と共にポ村の住民…主に、高齢者やお子様への“薬の説明会“などに参加することがあります。 本日イチイさんはその“薬の説明会“を終え、帰宅中。手には村長からのお土産を持って、村を散…

避難指示

”火事です。避難してください” ポあね宅の玄関チャイムから、部屋中に響き渡るように避難指示の声が突然きこえてきたそうです。 「えぇ?なんだろう火事?」 三年以上、今のマンションに住んでいて、初めての避難指示。 一応ベランダに出て、あたりの様子を…

方向音痴 その2

前回のお話方向音痴のポいも。昔、両親と三人で泊りがけでバス旅行に参加した時も、方向音痴で失敗したのでした。 その夜、ポいもはバス酔いして、夕飯も食べず部屋で一人ダウン。 そこへお部屋の支度をしてくれるおじさんが入ってきて、色々話しかけてくれ…

方向音痴 その1

ある日の事。知人と初めて行った場所から、帰宅しようとしたとき。 どこ行くんだ? 「堂々と歩いていたから、用でもあるのかと思った」 ※知人談 用、ないです。ただの、方向音痴で帰る方向と真逆に歩いてしまっただけなのです。 ポいもは学校、職場等、行き…