ポ村を散歩するのが大好きなUSAさんにとって、薬局への通勤もとても楽しいものなのです。
美味しい朝食を食べて、通勤中に朝の太陽の光を浴びながら、食後の運動をするみたいにお散歩をする。
「空気もいいし、歩いていても苦じゃないし。みんながポ村散歩を楽しむ理由が分かるわぁ」
その途中、彼女はMR(医薬情報担当者)のペモリンさんを見かけます。
「んん?」
ペモリンさんはいつも通り、みなさんと楽し気にお話ししています。
「ポ村の名産品のこの青梅、ほんとに美味しいですわよね」
実は梅干しは苦手だという人でも、ポ村の梅なら食べれるという人が多いくらい、評判がいいのです。
「そうでしょう。私、梅干しは好きなんだけど、梅のスイーツってあんまり好きじゃなかったのよね」
「分かるわ。私もよ。でもポ村の梅のスイーツって、他のものと全然味が違うのよね」
「そうですわよね。ポ村の梅の甘露煮は特に、程よい甘さでとろける触感がして…最初に頂いた時、驚きましたわ」
ポ村のお土産屋さんには、様々な味の青梅スイーツが販売されています。
梅味の白あんで作られたお饅頭や、梅の甘露煮入大福はどちらも甘すぎずぺろっといただけます。
梅ゼリー、くずきりはさっぱりしていて夏に食べたくなる一品。
梅酒や梅ジュースも人気があります。
もちろん、梅干しも大人気。酸味があるもの、塩気が強いもの、甘みがあるものなど種類も豊富。
胃がモヤっとしていたはずなのに、ポ村の梅干しでご飯を食べると食欲が復活し、いくらでも食べられちゃうのです。
「手土産に持っていくとみんなが喜んでくれるのよね」
薬局からも患者さんとしゃべっているペモリンさんを発見し、見つめているUSAさん。
「ペモリンさん。ここ1年以上しょっちゅうポ村にいるわね。あ!村長まで一緒にいる。みんなとずっとおしゃべりしちゃって、何かの偵察?」
「USA、仕事中に何をやっている?」
続きます