マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

のど飴大好き その1

のど飴おいしっ
調剤事務員のUSAさん、朝からごきげん。

ポ村を散歩するのが大好きなUSAさんにとって、薬局への通勤もとても楽しいものなのです。
美味しい朝食を食べて、通勤中に朝の太陽の光を浴びながら、食後の運動をするみたいにお散歩をする。

「空気もいいし、歩いていても苦じゃないし。みんながポ村散歩を楽しむ理由が分かるわぁ」


その途中、彼女はMR(医薬情報担当者)のペモリンさんを見かけます。
「んん?」

ペモリンさんはいつも通り、みなさんと楽し気にお話ししています。
「ポ村の名産品のこの青梅、ほんとに美味しいですわよね」

実は梅干しは苦手だという人でも、ポ村の梅なら食べれるという人が多いくらい、評判がいいのです。
「そうでしょう。私、梅干しは好きなんだけど、梅のスイーツってあんまり好きじゃなかったのよね」
「分かるわ。私もよ。でもポ村の梅のスイーツって、他のものと全然味が違うのよね」
「そうですわよね。ポ村の梅の甘露煮は特に、程よい甘さでとろける触感がして…最初に頂いた時、驚きましたわ」


ポ村のお土産屋さんには、様々な味の青梅スイーツが販売されています。
梅味の白あんで作られたお饅頭や、梅の甘露煮入大福はどちらも甘すぎずぺろっといただけます。
梅ゼリー、くずきりはさっぱりしていて夏に食べたくなる一品。
梅酒や梅ジュースも人気があります。

もちろん、梅干しも大人気。酸味があるもの、塩気が強いもの、甘みがあるものなど種類も豊富。
胃がモヤっとしていたはずなのに、ポ村の梅干しでご飯を食べると食欲が復活し、いくらでも食べられちゃうのです。

「手土産に持っていくとみんなが喜んでくれるのよね」





薬局からも患者さんとしゃべっているペモリンさんを発見し、見つめているUSAさん。

「ペモリンさん。ここ1年以上しょっちゅうポ村にいるわね。あ!村長まで一緒にいる。みんなとずっとおしゃべりしちゃって、何かの偵察?」

「USA、仕事中に何をやっている?」

続きます