にゃこ
ポ村には時折、強風が吹き荒れます。 「わぁっ」 「またすごい風吹いたっ!」 トビー君とペンネ君は、強風アンド寒さの中でも表ではしゃいでいました。 「ん?トビー君見て! あんな所に…」 「ケイちゃん?何してるんだろう」漢方医学で“風”は病気を発病させ…
前回のお話毎朝こむら返りを起こしてしまう事に、悩んでいるというUSAさん。 「芍薬甘草湯がこむら返りに効くの?飲むタイミングって、こむら返りを起こしている最中?」 「ちげぇよ。 ほんの数十秒のこむら中の痛みくらいは、我慢しなさい」 「無理よ。 ま…
朝方。「う~んっ」起きる時間より、少し早めに目を覚ましてしまったUSAさんはつい伸びをしてしまいました。 「しまった!!」 「……!!!」 「うっううううぅ…やっぱり……うぅっ」 そろそろポ村にも、花が咲き始める季節がやって来ました。 USAさんに誘われ…
コソコソと薬局内を覗き込む者がいます。 一体何者でしょう。 「にゃこちゃん、何しとる?お水まだあるよ」「飲むにゃ、飲むにゃ。おばあにゃん、ちょっとだけ待っててにゃ」 「なんだい、そんなに一生懸命見つめちゃって。パゴロウちゃんが好きなのかえ?」…
「ええっ? ねこさんって獲物を飼い主の所に 届けたりするんだ?何でだろう?ふむふむ。狩りの報告とか 狩りの仕方を教える為とか…なるほど。 色んな理由があるんだなぁ。だからねこさんの中でも主に 女性のほうにその習性が見られるのか。母性本能なんだろ…
前回のお話セラピーキャットとして訪問していたお宅で、様々な色のパッケージのお薬があることに気付いたにゃこさん。 胃腸薬はにゃこさんの好きな青や緑が多く、風邪薬はにゃこさんにはよく分からない“赤”など暖色系が多い。 それがなぜなのか気になり、イ…
現在セラピーキャットとして、研修中のにゃこさん。 一応これはお仕事なのですが、今日も色んな人に抱っこして貰えてとっても嬉しそう。 「楽しいおしごとにゃ」 でもそろそろにゃこさんの集中力が、切れてしまうお時間。 「にゃま? これってお薬箱にゃ?」…
まだまだ新人ですが、薬剤師として患者さんを、先輩薬剤師をしっかり観察するパゴロウさん。 足の悪い患者さんは、こちらに呼び出すのではなく、ボクの方からお席にお伺いに行って… 目の悪い患者さんには、読みやすいように薬袋に大きく書いてあげて…と。 パ…
1月。寒いにゃあ、寒いにゃねぇ。 ヒューヒューと吹く北風が、ねこさんの身体にこたえる季節がきましたにゃす。暖かい国生まれのねこさんがしばれる、日本の冬にゃす。 全国の寒がりねこさんたちに、今日はにゃこさんから冬のあったかグッズを紹介しますにゃ…
前回のお話 1月7日。 今日は七草を摘みにポ村を散策。 ようやく見つけた 残るホトケノザとセリ。 トビー君のお陰で七草全部 手に入れた七草摘みご一行。 しかし全ての七草を手に入れた直後 トビー君は水たまりの上で転んでしまい 手にしていたホトケノザとセ…
1月7日。トビー君、マメチュー先生 ケイヒさん、にゃこさんご一行は 春の七草摘みをするためポ村を散策。 ご一行はそのうちの5種類をすでに 手に入れています。 残るはホトケノザとセリの2つ。 しかし… 「あったね!ホトケノザとセリ」 「でも見ろ! どっち…
1月7日。トビー君、マメチュー先生 ケイヒさん、にゃこさんご一行は 春の七草摘みをするためポ村を散策。 そしてすでに なずな、ハコベラ、ゴギョウ スズナ、スズシロを 手に入れていました。 残すはホトケノザとセリです。 「さむ、さむっ」 寒さがこたえる…
トビー君とにゃこさんは 泥だらけになってしまっています。 一体何があったというのでしょう… 彼らが泥だらけになってしまう前の 1月7日の朝。 「今日は七草全部見つけるぞぉ~!」 「にゃたぁ~!」まだまだお正月の神聖な雰囲気が 残る本日は、七草がゆの…
「にゃきゃにゃきゃ」 名前の知らないねこが何か言っている。 ちょくちょく見かけるねこ。 そこそこ重たいねこ。 どうやらこのねこは夢を見たらしい。 ねこも夢を見るんだ… 「お前っ! にゃこさんの話を聞いてるにゃかっ?」 ポ村に住む画家のトウキさんは、…
「ねぇまゆちゃん、お正月はみんにゃになんてご挨拶するんにゃったっけ?」 「あけましておめでとうございますだよ」 「あけましてございます!」 「あけましておめでとうございます」 「おめでとう…?」ねこ森町へ、新年のご挨拶に行こうとしているにゃこさ…
12月31日夜の10時は過ぎ。マメチュー先生が届けてくれた年越しそばを、頂こうとしているまゆさんとてんまさん。 美味しそうなサクサクの天ぷら付きです。 お夕飯にすき焼きを食べた上に、夜遅く天ぷらまで食べようとしています。 でもいいのです。 食べ過ぎ…
12月31日 まゆさん宅に遊びに来ているてんまさん。 にゃこさんも含め、三人で大晦日を過ごしていました。今年は特別に夜の10時過ぎ頃、マメチュー先生が年越しそばを届けてくれるそうです。 「まゆちゃん、お夕飯どうする?」 「夜にお蕎麦食べるからね。あ…
いよいよ年末。もうすぐハレの日であるお正月がやって来ます。 年神様をお迎えする前にホコリを払い、家の中を清めねばいけません。 そのため年末は、大掃除を行うご家庭も多いでしょう。 かつては12月13日が正月事始めと言って煤払いをし、お正月の準備を始…
前回のお話にゃこさんはクリスマスの日に、ねこ森町のみんなにプレゼントをあげたくて、サンタさんを探しに行きました。 でもなかなか見つかりません。 寒いのが苦手なねこさん。 雪の中を歩き回り、さすがにちょっと寒くなってきてしまいました。 はじめて…
「まゆちゃん、サンタさんってなんにゃ?」 にゃこさんからの唐突な質問です。 「なに?またどっから聞いてきたの?そんな言葉」 「サンタさんってなんなんにゃ?!」 サンタさんはクリスマス前夜になると、いい子にプレゼントを配るというおヒゲが白いおじ…
鏡に映る自分の姿を見ても、それが自分だということが分からないねこさん。 「仕方ないよね、難しいことだものね」 そのためねこさんは、自分の体型がどんななのか、分かっていません。 ねこさんといると 「あなたはそんなサイズじゃないでしょ」 って場面に…
前回のお話ねこ好きなのに住宅事情により、ねこが飼えない青年。 彼はある日幼い頃から見守っていた町ねこが、猫又に変身した姿を目撃しました。 “これは夢なの?” 思わず猫又の後をついて行くと、見知らぬ場所にたどり着いてしまう。とても静かな湖。 下を…
あるところに飼いたくても住宅事情により、ねこを飼えない青年がいました。 「ねこねこねこ! ねこ欲しい~!」 ねこさんを切望するあまり、ついペットショップを眺めてしまう。 更には地元に住む“町ねこ”さんの居場所も、さりげなくチェック。 世の中にねこ…
秋のきのこ狩りに来ているまゆさんと、てんまさん。 お夕飯にきのこ料理を食べる気でいるのに、なかなかきのこが生えているポイントが見つかりません。 そんな時二人の前に、不思議な生物が現れました。 スッと一度いなくなったのに、再び現れた不思議生物は…
前回の続き今は秋のきのこの収穫時期。まゆさんとてんまさん、にゃこさんはきのこ狩りに来ました。それなのにまゆさんは、きのこ狩りは楽しいけどきのこはテンションが上がるほど美味しくはない言い出します。 「きのこのマリネとかさ、みそ汁に入ってるきの…
本日はきのこ狩りです。 秋のきのこの収穫時期は10月から11月。 そんなきのこを目当てに、まゆさんとてんまさんはきのこを狩りに来ました。 にゃこさんもくっ付いて来ています。「にゃ!」背負い籠の中です。「まゆちゃん、にゃこちゃん ぽのこたくさん採れ…
前回の続き銀杏拾いをしていたマメチュー先生。銀杏は栄養価が高く、様々な薬効があります。「ただし…」 「ただし?」一方その頃、具合が悪くなり倒れていたもち三さん。くまじろ先生の問診に対し、何やら歯切れが悪い様子です。具合が悪くなってしまった原…
前回の続き11月の日曜日の午後、マメチュー先生は三すくみの人たちのお手伝いをするため一緒に銀杏拾いをし、その後の処理を始めていました。 その頃てんまさんは、具合が悪くなって倒れているもち三さんと遭遇し、くまじろ先生の所へおんぶして連れて行くこ…
前回の続き11月の日曜日の午後、マメチュー先生は三すくみの人たちのお手伝いをするため、一緒に銀杏拾いをしています。その頃、てんまさんは具合が悪くなって倒れているもち三さんと遭遇していました… 「マメチュー先生すげぇ!銀杏拾い名人!」 「一番拾ッ…
秋の日曜日の午後、マメチュー先生たちは毎年楽しみにしている銀杏拾いをしています。 三すくみのお店に銀杏料理を出すために、ケイヒさんもお手伝い。 にゃこさんは見学中です。 銀杏はまず、黄色やオレンジに熟している種子を拾います。 熟している方が柔…