冬を迎える前に毎年行う、ポ村の落ち葉清掃。
集めた落ち葉は腐葉土として再利用します。
腐葉土は農家を営むケイヒさんにお届け。
「いっつも悪いね、ヤマオ。ポ村にはヤマオしか男はいないのか」
「人見知りの男性が多いのですよ」
ブーたれたことを言っているまゆさんを、マメチュー先生がたしなめます。
「人見知り?大人なのに?」
そこへてんまさんが、嬉しそうにさつまいもを抱えてやってきました。
落ち葉はある程度は残しておいて、掃除の後にホクホクの焼き芋も作るのです。
こちらも毎年恒例行事。
そして落ち葉は生き物たちも暮らす大切なおうち。
ポ村のねこさん、にゃこ、どろさんは永遠のライバル。
「ううん、肌」
「マメチュー先生からもらった、保湿クリームは塗ってんだけど」
「今は肌、もちもちしてるのにね。あたしはさ、少し乾燥した冬の方が実は好きなんだ」
「なんで?」
「あたし、ちょっとだけくせっ毛で」
「そうなの?見えないじゃん」
「夏はちょっともじゃ毛になるから、ブローもめんどくさいんだけど、冬って髪の毛落ち着いてくれるじゃない?」
「まぁ、あたしもちょっとくせっ毛だからそれは分かる」
「だからね、美容院って秋冬に行きがちなんだ」
「なんでよ?」
「髪の毛、もじゃってないから綺麗に見えるかなって思って」
「変なとこ見栄はるじゃん」
「へへへ」
「こんにちはー」
ポ村の外から、お野菜の業者さんがやってきました。
ヤマオ向き、大きめのお野菜を運んでくれる業者さんがやってきました。
「ヤマオサイズの野菜だっ。あたしも食べてみたーい」
いつも食べているものとちょっとサイズが違うだけで、魅力的に見えてしまうのは何故でしょう。
続きます