マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

落ち葉掃除 その1

冬を迎える前に毎年行う、ポ村の落ち葉清掃。


集めた落ち葉は腐葉土として再利用します。


腐葉土は農家を営むケイヒさんにお届け。


「いっつも悪いね、ヤマオ。ポ村にはヤマオしか男はいないのか」

「人見知りの男性が多いのですよ」


ブーたれたことを言っているまゆさんを、マメチュー先生がたしなめます。


「人見知り?大人なのに?」



そこへてんまさんが、嬉しそうにさつまいもを抱えてやってきました。


落ち葉はある程度は残しておいて、掃除の後にホクホクの焼き芋も作るのです。

こちらも毎年恒例行事。

そして落ち葉は生き物たちも暮らす大切なおうち。

にゃこさん落ち葉ですやすや
先に寝ていたどろちゃん

ポ村のねこさん、にゃこ、どろさんは永遠のライバル。

「ううん、肌」


「マメチュー先生からもらった、保湿クリームは塗ってんだけど」


「今は肌、もちもちしてるのにね。あたしはさ、少し乾燥した冬の方が実は好きなんだ」


「なんで?」


「あたし、ちょっとだけくせっ毛で」


「そうなの?見えないじゃん」


「夏はちょっともじゃ毛になるから、ブローもめんどくさいんだけど、冬って髪の毛落ち着いてくれるじゃない?」


「まぁ、あたしもちょっとくせっ毛だからそれは分かる」


「だからね、美容院って秋冬に行きがちなんだ」


「なんでよ?」


「髪の毛、もじゃってないから綺麗に見えるかなって思って」


「変なとこ見栄はるじゃん」


「へへへ」



「こんにちはー」


ポ村の外から、お野菜の業者さんがやってきました。

ヤマオ向き、大きめのお野菜を運んでくれる業者さんがやってきました。


「ヤマオサイズの野菜だっ。あたしも食べてみたーい」


いつも食べているものとちょっとサイズが違うだけで、魅力的に見えてしまうのは何故でしょう。

続きます