マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

2022-01-01から1年間の記事一覧

夢森町 その3

前回のお話ねこ森町で深夜開店する“夜カフェ・夢森町“に立ち寄った若い女性。 彼女は自分に似た人と接するのが苦手で、上手く立ち回れないタイプの後輩の扱いに悩んでいるようです。 そんな後輩にちょっとだけ似たタイプの、人見知りらしいのねこさん。その…

夢森町 その2

お前回のお話ねこ森町に、深夜開店するという“夜カフェ・夢森町“に立ち寄った若い女性。 どうやら女性は仕事で、モヤッとする出来事があった様子です。 そんな女性の前に、おもちゃを持ったねこさんが、ニコニコしながらやって来る。 そのねこさんと目が合っ…

夢森町 その1

昔っからこうだ。 なんでこういう人間が、私のまわりに配置されるんだろう。 妹、同級生、同僚。 嫉妬する。 こういうタイプが近くに来るたびに、嫉妬しなければならない。 あ〜、酔っ払って早く忘れたい。 さて。 古い友人である、あいつん家に行こうか。 …

鏡の中の猫

ポあね宅にいるポにゃちゃんに、久しぶりに会ってきました。「どうした?元気ないんか?」ポいもは元からポにゃちゃんには好かれていません。ねこさんはしつこく絡んでくる人間を嫌います。 でもポあねが言うには、実際食欲が落ちているとのこと。最近はあの…

ポ村に咲く彼岸花 その2

前回のお話 ポ村の彼岸花を見に来た、死への憧れを抱く男。 彼岸花には毒があると聞いた。思わず調べたけれど、ありえないほど大量に摂取しなければ死ぬことはできないらしい。 それでもこの赤い花の色を見ると、鮮やかな血の色に見えてくる。 きっと土の中…

ポ村に咲く彼岸花 その1

辺り一面に咲く彼岸花を見てみたい。 この時期、この村は自分にとっては不気味で心地よい村となる。 ”彼岸花が見たい” そんな時は、このポ村という場所に来ることにしている。 ここは、穴場なのだ。 彼岸花を見ていたら、カラスがやってきた。気味の悪い雰囲…

声を掛けられやすいタイプ

ゆっくり、ゆっくり歩くポいも。そのせいか、知らない人に声を掛けられやすい。 外国人の方相手に大いに戸惑いましたが、この時はたまたま一緒にいたポあねが対応してくれました。 どうやら道に迷っていたらしい。 世の中には二種類の人種がいる。 知らない…

十五夜 2022

今夜はお月見ですね。前回、ねこさんたちが月に行くお話を書きました。ブロガーの猫だまりさんも同様に“月に行く”お話。 するとポあねが朝イチから、LINEしてくる。「猫だまりさんの記事、月に行くお話だったから”一緒だ“って思った。打ち合わせした訳じゃな…

ねこ森町のお月見 2022

毎年行うねこさんたちのお月見。今回は、月を見るのではないのだそうです。 今年のお月見は、ねこ森町の上空に浮かぶ“月”と呼ばれている場所に、上陸。高い所が大好きなねこさんたち、そのお月さまの所まで来られて嬉しそうにしています。 「にゃん、にゃん…

撫で撫でされると痒くなる

“おねにゃん、いい子いい子してくれますかにゃ?“ねこさんはいくつになっても“いい子いい子“してくれると嬉しくなっちゃう生き物。 そこがねこさんの可愛いところの一つです。 そばにいくとすでに“いい子いい子“を期待して嬉しくなっちゃってたりする。 そん…

ねこさんたちとパゴロウさん その2

前回のお話 パゴロウさんはお仕事で失敗をして落ち込んでいたため、リフレッシュしようと、現在シフォンとポ村をお散歩中。静かなポ村を歩いていると、どこかから物音が聞こえた気がしました。 「ぶぶ」 「ん?」 やっぱりなんか聞こえた。 「ぶぶぶ」 「え…

ねこさんたちとパゴロウさん その1

仕事で失敗したなって日。 そのまま落ち込んで帰宅する。 でも家の中に入ると、そこには誰かが… 寂しくて遊んでいました月並みな感想だけど、誰かがいることで心が温かくなるのを改めて知った。 「ごめんね。長いこと待ってたよね」「ま」 こんなに小さな存…

ウニが好きという話

大人がウニを美味しそうに食べているのを見て、憧れた子供時代。 当時はウニの独特な味が苦手。 でもなぜだかウニを食べられるようになりたいと、思っていました。 そのため、安いお寿司屋さんのウニをほんのちょびっとずつ食べ、少しずつウニの味に慣れるよ…

プレミアムカリカリ

最近、再び便秘気味の高齢者ねこポにゃちゃん。 でもご飯は食べてるにゃよ高齢者ねこポにゃさんは、舌が肥えています。 “食べることが、日々の楽しみにゃ“ いつも言っていますが、ここ最近のお気に入りメニューはウェッティなニュートロ。 これは至高の味に…

宇宙に抱く夢 その2

前回のお話前世ゴキブリだったと語る占い師、ソヨウさんとお話をしていたてんまさんとにゃこさん。 ゴキブリ時代に好きだった少女に掃除機で吸われ、その中で少女の髪の毛を食べて過ごしていたソヨウさんは現世でも髪の毛が大好き。 そこでてんまさんに、髪…

宇宙に抱く夢 その1

ポ村で占いの館を営むソヨウさん。 彼は好きな少女に掃除機で吸われた、ゴキブリの生まれ変わりなのだそうです(本人談) ゴキブリがよく出る季節に、ソヨウさんはてんまさんとにゃこさんにゴキブリの話をしています。 「前世ゴキブリかぁ。いろんな経験がで…

病院暮らしのねこさん

ねこのポにゃちゃんとは、彼が生後2〜3ヶ月の頃から、一緒に暮らしているポあね。 ポいもが出会った時、ポにゃちゃんは目が合えば狂ったように“シャーシャー“言っているねこさんでした。 ねこ森町中出身しかし、幼き頃はとっても大人しかったそうです。ポあ…

人の誕生日を祝ってくる人たち

ポいもは夏が苦手です。 暑い夏はしょっちゅう熱中症気味になります。 理由はわかっています。 水分を取らないからです。 (エアコンもあまりつけない) 昔からあまり喉が渇かなくて、食事時以外はほぼ水分を取りません。 特に職場では一切飲食をしないので…

歯茎が痛い話 その2

前回のお話歯茎が腫れて痛いのになかなか歯医者に行こうとしない、パゴロウさんのいとこのフリゼさん。パゴロウさんは歯医者に行くよう勧めているようです。 「歯茎が腫れててずっと気になっちゃってるんだけどさ。そのままぎゅーって噛んで腫れた歯茎潰した…

歯茎が痛い話 その1

「パゴはさ、緩衝材つぶすの好き?」「え?」「好き?」 「そうだねぇ。パチンて思い切りつぶせたら、気持ちいいよね」 「わかる。まぁ、めんどくさいからあんまりやんないけど」 「ねぇ、フリゼちゃん。そんなことより早く行った方がいいよ。歯医者さん」「…

ねこ森町の盆踊り大会 2022

都会の片隅で暮らす、一匹のねこさん。そこはあたりを見回しても、他にねこさんはおらず、人間ばかり。 群れないと言われているねこさんも、ずっとひとりはやっぱり寂しい。でも仕方がない。生きるので精一杯です。 カツカツカツカツ人々の足音が、そこかし…

猫が見ているもの

ねこさんは、なかなかに緩急の激しい人生。 大人しく寝ている時と、パリピ状態の時の差が激しい。 パーリーナイッポあね宅の高齢者猫ポにゃさん。 現在、パリピは卒業しております。 寝ているか、食べているかの、穏やかな毎日を送っています。 ねこさんが大…

健康サポート薬局 その3

前回のお話 病気を未然に防ぐため、セルフメディケーションを推奨しているポ村の村長。 村民の健康をサポートするためにも、本日は月一の“健康相談会“を行っています。今回は高齢者の方たちの”誤嚥”を防ぐためにお口の体操”あいうべ体操”をみんなでやること…

健康サポート薬局 その2

前回のお話病気を未然に防ぐため、セルフメディケーションを推奨しているポ村の村長。 村民の健康をサポートするためにも、本日は月一の“健康相談会“を行っています。今回のテーマは“摂食嚥下障害“についてです。嚥下機能に関する筋肉が低下してしまっている…

健康サポート薬局 その1

本日はポ村で月一行っている“健康相談会“の日。 カマ江さん、ねこ森町からお手伝いポ村の村長は村民にセルフメディケーションを推奨しています。 セルフメディケーションとはざっくり言うと、自分の健康は自分で管理するということ。 医者にかかる前に 薬を…

押したくなるもの

押してはダメだと言われるものほど、押したくなるものがある。 例え爆発すると言われても、”押すな”と言われれば言われるほど、押したくなる。 別に誰でも押していいような、バスの停車ボタンとかにはあまり興味をひかれません。 早い者勝ちだけれど、押した…

思い出の中の友だち その2

前回のお話 シフォンがポ村の周辺をウロつく悪しきものに襲われ、一生懸命守ろうとしているパゴロウさん。 それなのに!”守ると決めたのにちっとも守れてない”バサバサバサ 何やら頭上から、翼が羽ばたく音がしてきました。 そして頭上にある何者かの大きな…

思い出の中の友だち その1

まだ空を飛べない子供の頃、ポ村に存在する不思議な生物と友だちだった。 当時は練習しても練習してもなかなか、空を飛ぶことが出来ない。 空への憧れに支配されていた心を、友だちの不思議生物が癒してくれた。 一緒にいると楽しくて仕方なかった。 ちょこ…

おいしい焼肉

今回は初めてのグルメブログです。よろしくお願いします。 実はこの間、何年か振りに父、母、ポあね、ポ家族全員でご飯を食べに行きました。 そんな中でも気になる、ひとりお留守番しているポにゃちゃんのこと。 ポにゃちゃん抜きで、美味しいものを食べに来…

ねこ森町の七夕 2022 その2

前回のお話去年短冊に書いた願い事が叶わなくて、ちょっと拗ねているねこさんたち。 そのことを忘れるように笹の小舟で天の川を遊覧。 綺麗なお星さまを眺めながら美味しいご飯を頂きます。でも。 「にゃんか、神さまにも食べさせてあげたいにゃね」「そうに…