マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

りーちゃんのクリスマスケーキ その3

前回のお話

今年はどんなクリスマスケーキにしようか考えていた、パティシエ見習いのりーちゃん。

考えた末、イチゴのデコレーションケーキを作ることにしました。

しかし馴染みの青果店では、肝心のイチゴが売り切れ。

そこへ行商の人が”酸っぱくて人気ない”というイチゴを売りに来ました。

イチゴ屋さん

確かに酸味はしっかりあるけれど。

「うん、これおいしいよ。ですよね。マルズさん」


「そうですね。甘いケーキにはすっごく相性が良いと思います。いや、いいですよ。このイチゴ」


酸っぱいというイチゴですが、りーちゃんたちのケーキにはぴったりのお味。


「やった。このイチゴ下さい!」


「買ってくれるのかい?ありがとう」


行商の方は”こんなにいらないよっ”ていうくらい、りーちゃんたちにイチゴをサービスしてくれました。

ありがとうございます


「ようし!あとはもう、美味しく作るだけだっ!」


パティシエ見習いさんとして、はりきるりーちゃん。


イチゴ以外の材料は、すでに準備が整っています。


秋にポ村にやって来たミルク業者さんの、美味しいとれたてのミルクのような生クリーム。

www.mamechu.com


そしてポ村民、クスドリさんの素晴らしい卵で作ったふっかふかに膨らんだ、スポンジ。

www.mamechu.com


そんな生クリームによく合う、甘酸っぱいイチゴがいいアクセントとしてイチゴのケーキを彩ります。


今日のぼた雪のように白く、雲のようにふわふわのケーキ。そこに映える赤いイチゴ。


”できた!最高のケーキ!”



作ったのはほとんどマルズさんで、リーちゃんはもっぱら雑用に近いお手伝いですが、それでも大満足。


「いっぱい買ってくれるといいなぁ」

クリスマス直前に作ったので予約販売はせず、直接来てくれたお客さんにのみ店頭販売することにしました。



クリスマス当日

パティスリーマルズに行列


なんと、りーちゃんケーキに注文殺到。

どうやら”安くておいしい豪華なクリスマスケーキ”として口コミやSNSで、午前中から一気に伝わったらしい。


「えー、嬉しい」


”けど間に合わないくらい注文きちゃった。どうしよう”


マルズさんは急いで、ケーキをこしらえます。


でもケーキが出来上がるまで、お客さんにお店で待っててもらえない。


急遽、お店に注文をしに来てくれた人には、出来上がり次第配達することに。


とはいえりーちゃんとどんぐりさんだけでは。。。


「無理!みんなに手伝ってもらおう!」

りーちゃん暴挙

りーちゃん暴挙


みなさんのおかげで、なんとか閉店までにすべての注文に対応できました。


「今日はありがとうございました。みなさん、お疲れさまでした」


行商の方がサービスしてくれたイチゴを使って、今宵はみんなでクリスマスにイチゴケーキパーティー!

”ふふ、みんなのいい思い出になったかな?”


”いい”はないとは思いますが、思い出にはなったと思います。