マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

避難指示

”火事です。避難してください”


ポあね宅の玄関チャイムから、部屋中に響き渡るように避難指示の声が突然きこえてきたそうです。


「えぇ?なんだろう火事?」


三年以上、今のマンションに住んでいて、初めての避難指示。


一応ベランダに出て、あたりの様子を伺ってみる。

ベランダ

「煙のにおいはしないみたいだけど…」


キョロキョロと周囲を見回してみると、二軒隣の住人と目が合ってしまう。

ホントは二軒隣

どうやら他のマンション住民の方も、先ほどの避難指示に対しどう対応していいのか分からないようでした。


「ポにゃちゃん、火事だって」

「にゃ?」

ポあねはどうするか、ポにゃちゃんに相談です。


ポにゃちゃんは他のねこさん同様、病院が苦手。


なるべくストレスを感じさせないため、今はなるべく病院には行かないようにしています。


「でも仕方ないよね」


ポあねもよく分からないまま、とりあえずポにゃちゃんをキャリーバックに入れて、いつでも避難できるように準備。


しばらく待機


そのまま待ってみたものの、一度避難指示があって以来、再び避難を促すものはありませんでした。


「なんだったんだろう」


煙の臭いも全くしないままでしたが”ポにゃちゃんに危険があっては”と、ポあねは外に出てみることに…

避難、避難

するとさっき目が合った二軒隣の方も、ちょうど部屋から出て来たところでした。


エレベーターで一階に降りながらそんな会話をします。


すると一階のエントランスの方から何か物音がきこえる。


見てみると点検作業をする業者の方たちが作業中でした。


「あ、避難指示きこえました?」

「え!?」


先程の避難指示は、非常時用にチャイムを使用できるかどうか、ためしていただけだそうです。


ポあねは病院に連れていかれると未だ怯えているポにゃちゃんを連れ、自宅にすごすごと戻ることに。


帰りのエレベーター待ち中。

「気付かなかったっすね」

「ほんとですね」

ぼんやりさんはどうやら同じフロアに住む、ポあねたちだけだったみたいです。


ポいもがこの話を聞かされた時、真っ先に思ったこと。


「本当に火事だったら危ないからエレベーターに乗って避難しないようにね」


「あ、そっか」


「途中でエレベーターが止まったら大変だよ。一酸化炭素中毒とかになっちゃうよ。そんで燃えちゃうよ?」


「そうだよね。そのこと忘れてた」


しっかりしているようで、ぼんやりしているところもあるポあね。


いざという時はあわてずに、ポにゃちゃんと避難してほしいものです。