マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

爪が割れる その2

前回のお話
ポあねが車を購入するというので、一緒にいくことにしたポいも。

所が二軒目のディーラーさんの所で、車のドアに指を挟んでしまいました。

それを見て、青ざめる店員さん。

“かわいそう“


そんなこんなで、結局購入した車は。。。


最初に行ったディーラーさんの所。


指を挟んだことに関しては、全く関係ないです。


ただ、ごめんなさい。

二軒目の店員さん。

一生さよならになりました。


さて、指の方ですが、青黒く腫れあがり血もなかなか止まらず、爪は割れている。

だからほんとに痛い。

だけど我慢。

なぜなら病院に、行きたくないから。

病院が嫌いとか、怖いとかじゃなくて、面倒くさいのです。


買い物も美容院も食事に行くのも、なにしろ面倒くさい。


病院に行かないのは“面倒くさい”それだけの理由です。

でもポいもにとっては、それが全て。

最重要事項。
駄目人間。


そのくせ、車の購入に付き合ったのは、人と一緒だと楽しめるからです。

無事にその日のうちに購入する車が決定。

帰りに焼肉屋さんにいきました。

「お肉大好きー」

この焼肉での食事が腫れた指にはきつかった。


何しろトングが痛くて持てない。

でも持つ。

なぜって病院にいきたくないから。

ポあねに極力痛がっていることを、ばれないようにするのです。


気付かれたら病院に行くよう、勧められてしまうかもしれません。


病院に行くとなったら、行く前からずっと、嫌で嫌でストレスを抱えることになる。


普段の日常から、少しでもはみ出たことをするのが、極端に嫌なの人間なのです。


多分、このストレスを上回るくらいの痛みを与えられないと、病院には行かないと思います。


40℃の熱が出ようが、原因不明の蕁麻疹が数日間、全身に出ていようが病院にはいきませんでした。



だから、翌日のフリスビー中も、かなり指が痛かったのですが我慢。

うぐぐ…

そして出血も、いつまでも止まらない。

止まったかなと思っても、ちょっとした衝撃で再び血が噴き出してしまいます。


普段、がさつな性格で、乱暴な動作が多いため、なるべく指を刺激しないようにしていたのに、全然だめ。


右手だったため、結局よく使用してしまう。


トイレのドアとかに、つい指をぶつけては、血を出す。


「ああ、もう」

自分のせいなのに、一週間以上そんな毎日。


それでもついに、割れていた爪がプランプランし始めて、指から取れそうになっていました。


”爪、剥がしたい”

かさぶたは剥きたくなるし、ニキビはつぶしたくなるタイプです。


あまり血を出さずに、爪を剥がせそうになった時。


”取る”

そして、初めて爪の下にある皮膚を見てみる。


「ほお。こんな感じか」

触ってみたくもなります。

ぷにぷに。

「ふんふん、なんか変な感覚。
それにしても爪って大事なんだなぁ」


爪が半分になっていると、やはり力が入りません。


まだ多少、痛いからというのもあるでしょうけれど。


爪があるから、しっかり力を入れて作業できるのだろうなぁ、と改めて思いました。


爪を負傷して数日。

じつはずっと困っていました。


何しろ、仕事が手を使う仕事だったのです。


ほとんどの仕事がそうでしょうけど…


私はPC入力が主の業務を行っています。


親指自体はそんなに使わないのですが、他の指と連動しているので、動かすと刺激されてしまうのです。


「困ってんなら、病院行けよ」

と、人に言われそうなので職場でも指のことは黙っていました。


それから数年、今はもちろん指は完治し、なんの支障もありません。


感染症とかにならなかったのは運がよかったのです。


そう、運なのです。


なのでみなさんは“お前に言われたくない“とお思いでしょうが、真似しないでちゃんと病院に行ってくださいね?