マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

電子お薬手帳 その1

突然ですが実はわたくしポいもは、調剤薬局に行ったことがありません。


具合が悪くても
“病院に行かない“
“薬を飲まない“
そんな人間なのです。


医療関係者を、非常に困らせるタイプだと思います。

そんなポいもに時折、薬剤師であるポあねが語るお話。
今回はそれを記事にしております。



“電子お薬手帳使いづらい“


これがポあねが語っていたこと。
あくまでポあねの個人的な意見です。


電子お薬手帳とは、携帯電話に薬の情報を保管する、紙タイプのお薬手帳の電子バージョンです。


どうやらポあねにとって、紙タイプのお薬手帳の方が使いやすいとのこと。


もちろん、電子お薬手帳には色々なメリットがあります。

携帯電話はいつも持ち歩くので、持参し忘れも防げます。


そのため、お薬手帳は数年前から徐々に、電子化しているのです。


ただ複数のアプリがあり、それぞれ特徴も異なるので、ポあねにとっては少しややこしいらしい。


薬剤師になりたてのパゴロウさんなど、最初から電子お薬手帳が存在している世代の人とは、もしかしたら意見は違うかもしれません。

まぁ、ポいもは電子も紙もお薬手帳は使用しておらず、実物を見たこともないのですがね。

そもそもお薬手帳を使用するようになったのは、1993年に起きたとされる事件以降。


元々は、患者さんが自ら申し出ないと、使用している薬が何なのかわからない状態だったそうです。


1993年、別々の病院から抗ウイルス薬と抗がん剤の処方を受け、禁忌である事を知らずに、併用して服用した患者さんが死亡。


この事件がきっかけで、お薬手帳が導入されることになりました。


当時、10人以上が同じ処方を受けて亡くなったそうです。


そして1995年、2011年の大きな災害時にも、お薬手帳の必要性を改めて見直されることになりました。


そう、患者さんにとって、とても大切なお薬手帳。


しかし、徐々に普及し始めている電子より、紙の方が使いやすいのだというポあね。


ポあねがそのように感じている理由は、次回へ続きます。