マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

ベストポジション

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我が家のねこさんが、相当高齢になったころ。

うちにはポあねが買った猫タワーがありました。

おねにゃんが爪研ぎを買ってくれたにゃ

おじいちゃんだからなのかな、ポにゃちゃんはあまり高いところが好きではない様子。

せっかくポあねが猫タワーを買ってあげても、遊ぼうとはしません。

 

『ポにゃちゃん、そんな高い所に登っちゃったの?ねこさんってほんと高所好きだよね』

 

みたいなのを言ってみたかったんですけれど、世の中そう上手くはいかないものです。

無理に乗っけると嫌がりますしね。

ねこさんだけでなく、無理強いはだれでもいやなものです。

 

 

でもせっかく素晴らしい身体能力が備わっているのに、使わずにいるのは勿体無い気がしますけどね。

 

日向ぼっこして、お昼寝して…そんな生活を若い頃からしているねこさんたち。

そんなのは老後にやればいいのに。👴👵

 

もしポいもにねこさんの身体能力があったら、絶対忍者ごっこしてると思うな🥷

塀に飛び移って、駆け回ってさ。

 

そんでスパイダーマンみたいにあっちこっち飛び回ったりして、気が向いたら若い娘さんの一人や二人、救ってみたりするんだけどな。

 

 

一方、高所に興味のないポにゃちゃんは、下の方にある爪とぎ部分だけを使っているようです。どう使うかはねこさんの自由なのです。ポにゃちゃんがベストだと思った使い方が正なのです。

 

そんな猫タワー、ポあねと最初に住んでいた住まいでは、ポにゃちゃんの部屋(兼物置部屋)に置いてあったのですが、次に暮らしていた住まいではなぜかポいもの部屋(兼物置部屋)に置かれていました。

 

 

なぜ?

ポいもは猫タワーの一番上に乗っかったりしないし、爪は爪切りでちゃんと切るよ?

 

けれど、もちろんポいもに文句を言う権限はありません。

家賃も光熱費も猫タワーをポいもの部屋に置いた、ポあねが払っているのですもの。

それにこの猫タワーは意外と便利なのです。

子どもの頃、勉強机は物置と化し、宿題はもっぱら食卓用テーブルでやっていたことを思い出しました。

 

 

「今度はおねにゃんがポにゃちゃんのために、新しいベッドを買ってくれたにゃ」

ポにゃちゃん、それはポあねが自分用に買ったソファです。

ねこさんにとって、家の中にあるものは全部自分のもの。

 

高いところが好きではないポにゃちゃんはベッドにも上がりたがらないのに、ソファ等イスとして使っているものの上に乗るのは好きなようです。

高さが丁度いいのでしょうか。

 

ねこさんはイスとしても使いますが、大抵は爪とぎとしてソファやイスを使用してます。

「爪にフィットして気持ち良いのにゃ」

 

そのため初代ソファはすぐにボロボロ、毛まみれにされていました。

爪とぎをやらないように、使っていないときはカバーをかけていたんですけれどね…

 

そして引っ越しの際、ソファ・イスは新調。



 

「あ」

 

居場所を泥棒するねこ

「ベスポジにゃわ」

「そこ座るの?もうーしょうがないなぁ」

 

でも確かに、ここはあったかいし特等席です。

誰だってここで過ごしたい。

爪とぎはちゃんとあるのにね。

ねこさんには”椅子”の概念がないでしょうから、これはもう仕方がないです。

 

その場所が何なのかは分っていませんが、ポにゃちゃんは居心地の良い場所を見つけてしまったようです