マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

猫の好きな匂い

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みなさん、好きな匂いはありますか?

 

私は常に何かが匂っているのは、あまり好きではありません。

香水とかスタイリング剤等、ずっと周囲で匂いっぱなしだと気持ち悪くなってしまうのです。

 

 

でもたまに嗅ぐ、虫刺され薬であるキンカンの匂いは好き。

実家にいた時、キンカンを使っては、なんかちょっとだけスーハーしちゃってました。

 

そして食材の中では甘い香りがする、メープルの匂いが好きです。

もちろん味も大好き。

 

カナダのメープルクッキー、あるじゃないですか?

楓の葉の形をしたクッキーの間に、クリームが挟まっているやつ。

知ってます?

あの袋なんかは、開けるとしばらくメープルの香りを楽しんでしまう。

パンケーキも生クリームやフルーツたっぷりの華やかなものより、メープルシロップとバターだけのシンプルなパンケーキを頼んでしまいます。

メープルシロップ、多めにかけます

「おや?」

すーはー、すーはー

ポにゃちゃん、ポあねのコップでお 水を飲んでいる…

のではなくコーヒーの匂いを嗅いでいます。

 

ねこさんにとってコーヒーは危険な飲み物なので、中身はもちろんカラ。

 

ポにゃちゃんはなぜだか、コーヒーの匂いが大好きみたいです。

コーヒーの味も匂いも苦手なポいもからすると、ポにゃちゃんは大人です。

「大人のねこさん、コーヒーの芳醇な香りを楽しむにゃ」

 

コーヒーの香りを楽しんだポにゃちゃんは、お薬の時間であるポあねを見つめています。

ポあねが漢方薬を飲んでいると、ポにゃちゃんはスタスタとポあねの方に近寄っていきます。

 

そして間近でポあねが手にしている漢方薬の入った薬を、ジッと見ている。

 

「何?ポにゃちゃん」

それ、嗅いでみたいのです

ポにゃさんはポあねが飲み終えた後の漢方薬のシートの匂いを、嬉しそうにいつまででも嗅いでいました。

 

「ポにゃちゃん、もういい?」

「…」

 

何がそんなにポにゃちゃんの琴線にふれたのでしょう。

私は漢方薬の味も匂いも、苦手なんですけど。

 

「大人のねこさん、漢方薬の香りを楽しむのにゃ」

いやポにゃちゃん薬の匂い嗅ぐってさすがにちょっと怪しくて怖い…

 

そんなに漢方薬の匂いが好きなら看板ねことして、ポあねと一緒に薬局で働いたらいいのに…

 

「処方されたあなたのお薬、もれなく嗅がせてもらいますにゃ」