マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

お出かけ前の準備中、まとわりつく猫さん

小料理屋 三すくみ

今日は、にゃこさんとイチャイチャ遊んでいたナメ江さん。


しかし、ナメ江さんには午後からお店の準備があります。

「ゴメンナサイ、にゃこちゃんソロソロ」
「わかった!ナメ、またにゃっ」
「にゃこちゃん、バイバイ」

ナメ江さん、にゃこさんが帰ったあとは、お出かけの支度に大忙し。


「早ク、オ店ノ、買イ出シニ、行カナイト」


”アラアラ、アララ?”


お出かけの準備中、全身にねこ毛がついていることに気付きました。


「小ッチャイにゃこちゃん、付イテ、来チャッテルワ」


”フフフ、でも可愛いにゃこちゃんに包まれているみたい”

だけど外出するのに、全身ねこの毛をまみれは少し恥ずかしい。

「ヘバリツイテ、上手ク取レナイワネェ」


小っちゃいにゃこさん、いやいやしているようです。

なかなかうまく、ナメ江さんから離れてくれません。

とっちゃ、やにゃ

「ダイブ、取レタカシラ」


ナメ江さんの身体から、にゃこさんの毛があらかた取れたあと、物陰から見ている何かに気付きました。


「にゃふふ」

嬉しそうな笑い声が聞こえます。

「マァ、にゃこちゃん?帰ッタンジャ!?」
「まゆちゃん留守にゃし、また遊びたくなっちゃったんにゃー」


「エェ?」
「抱っこ、しーてにゃっ」


お出かけしようとしていたナメ江さんですが、にゃこさんに甘えられてしまっています。


「今カラ、お出カケナノヨ」
「にゃ?」

無邪気なにゃこさんに、見上げられてしまうナメ江さん。

「ダカラネ」
「にゃにゃ?」

「フゥ、にゃこちゃんニハ、叶ワナイワ」

お背中とんとん
行ッテキマス

なんだかんだで本心はナメ江さんも、にゃこさんと遊びたかったようです。


我慢せずにねこさんと遊べる。


優しい人がそばにいるって、羨ましいですね。