今日は、にゃこさんとイチャイチャ遊んでいたナメ江さん。
しかし、ナメ江さんには午後からお店の準備があります。
「ゴメンナサイ、にゃこちゃんソロソロ」
「わかった!ナメ、またにゃっ」
「にゃこちゃん、バイバイ」
ナメ江さん、にゃこさんが帰ったあとは、お出かけの支度に大忙し。
「早ク、オ店ノ、買イ出シニ、行カナイト」
”アラアラ、アララ?”
お出かけの準備中、全身にねこ毛がついていることに気付きました。
「小ッチャイにゃこちゃん、付イテ、来チャッテルワ」
”フフフ、でも可愛いにゃこちゃんに包まれているみたい”
だけど外出するのに、全身ねこの毛をまみれは少し恥ずかしい。
「ヘバリツイテ、上手ク取レナイワネェ」
小っちゃいにゃこさん、いやいやしているようです。
なかなかうまく、ナメ江さんから離れてくれません。
「ダイブ、取レタカシラ」
ナメ江さんの身体から、にゃこさんの毛があらかた取れたあと、物陰から見ている何かに気付きました。
「にゃふふ」
嬉しそうな笑い声が聞こえます。
「マァ、にゃこちゃん?帰ッタンジャ!?」
「まゆちゃん留守にゃし、また遊びたくなっちゃったんにゃー」
「エェ?」
「抱っこ、しーてにゃっ」
お出かけしようとしていたナメ江さんですが、にゃこさんに甘えられてしまっています。
「今カラ、お出カケナノヨ」
「にゃ?」
無邪気なにゃこさんに、見上げられてしまうナメ江さん。
「ダカラネ」
「にゃにゃ?」
「フゥ、にゃこちゃんニハ、叶ワナイワ」
なんだかんだで本心はナメ江さんも、にゃこさんと遊びたかったようです。
我慢せずにねこさんと遊べる。
優しい人がそばにいるって、羨ましいですね。