です。

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

オブラートで包んではいけない薬の服用方法 その2

前回のお話


オブラートに包まない方が良い、食欲増進させるための苦い漢方薬。


なぜかまゆさんとUSAさんがクイズ対決をして、負けた方が飲むことになりました。



「じゃあ、第2問。
きゅうりに付いている白い粉は、何て呼ばれているものでしょう」



「白い粉?」


「きゅうりにそんなもん、付いてたっけ?」



「見たことない。
てんまちゃん降参。答え何?」



「え~?もう降参?
もう少し考えて欲しいなぁ」



正解はブルームです。


きゅうりに付いている白い粉は、新鮮な証で食べても大丈夫です。


ブルームの主成分はミネラルの1つであるケイ素。


ブルームが付いているきゅうりを店頭で見かけないのは、消費者がカビ等と勘違いしてしまい購入に結びつかないためです。



「食べ物だけじゃなく、見た目にこだわる人は多いからなぁ」



「人は中身が良ければいいし、食べ物も味が良ければいいのにね」

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「じゃあ最後。次の問題ね」



「えっ?もう?

まだ正解1つも出てないじゃん」



「簡単なのにしてね」



「じゃあ最後はお薬に関する問題。

第3問。今から3~500年前、頭痛や歯痛のほか口臭などにも薬として使われていた植物は何でしょうか?」


「植物?なにそれ沢山ありそうだけど」



「口臭とかならミントとか?」



「ヒントとして、今では薬として使用されていない植物」



「あたしが知ってる生薬の中には、ないって事?」


「生薬としては、使ってないんじゃないかな?」



「食べれる?」



「それ食べたらね。
下痢や嘔吐の症状が出ちゃうと思う」


「毒じゃん」


「毒…それヒントかもよ」


「トリカブトはもっと症状酷いしなぁ」


「え~何だろう」


「はい、時間いっぱいです」



正解:たばこ



「えっ?たばこって植物なんだっけ?」



たばこは南アメリカのナス科の植物です。


嗅ぎたばこ・噛みたばこ・喫煙などでニコチンを摂取すると一種の覚醒作用や軽い興奮状態になります。



当時は鎮痛効果があったとされたため、腹痛・頭痛の治療に用いられたそうです。



「今じゃ喫煙すらちょっと…
って感じなのに昔は薬だったんだ」


「たばこを薬として使ってたなんて初耳」



結局まゆさんとUSAさん、一問も正解出来ませんでした。



「勝負つかなかったね」



「これはもう解答者のレベルに合ったクイズを出さなかったと言うことで、罰としててんまが飲んで」



「え~そんなことあるの?」



「あるの」



「こわいわね。世の中って…」


「うぅ…」

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「あっ、クイズ中につまんでた梅干し食べてたら食欲出て来た」


「あたしも食べたい」


「冷蔵庫にしまっちゃった」


「あれ?USAっ。
何この冷蔵庫のお肉。

凄いおいしそうじゃん」



「野菜と合うかなって思って、あたしが買っておいたの。

サッと焼いて食べちゃおう。

USAちゃんの時短クッキング~」


切る・焼くのみの豪快お料理

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てんまさんは誰も見ていない所で、一人お薬を服用。


「にがぁい」


お肉のいい匂いがしてきました。


「しょうがも入れて」


「味つけは和風にする?
洋風にする?」



「ん~と野菜と一緒に食べるからぁ…」


食欲増進効果のある胃腸薬。



「てんまさん飲みきりました。

ちなみに、体質に合った漢方薬はおいしく感じたり、違和感なく飲めることが多いのですよ。そして改善して体質が変わってくるとそれまで大丈夫だったのが、飲みにくくなったり…

って、誰も聞いてないみたい…」


まゆさんたちの横でてんまさんは、独り言を言っています。



どうやらまゆさんとUSAさんに負けじと、食材を食い尽くしてやるつもりのようです。