「あれ?ポにゃちゃん?」
ポあね、ポにゃちゃんのあんよを凝視。
「その左のあんよはどうしたの?」
「痛そう…」
「にゃ」
気がついたら足の毛が抜けていました。
そしてポにゃちゃんは、ぺろぺろと毛の抜けたあんよを掻きむしっています。
「かわいそうに…」
ポあねはそれを見て、ストレスを疑いました。
(ストレスが原因で、自分でやっちゃっているのかもしれない)
そのため持病があるポにゃちゃんが通院する日に、先生にあんよの原因を伺ってみることにしました。
「やっぱり原因はストレスでしょうか?」
「虫ですね」
「虫?」
「もう出てきていますからね、虫」
(7月頃のお話です)
「虫…あの…
自分でやっちゃっているのかと、思ったんですけど」
「いや、これは虫です」
虫?
出てきている?
確かに最近虫が出てくるくらい暖かくなってきたので、ひんやりグッズも充実させています。
“お薬のコンタックさんじゃなくて、ミニオンにゃ”
ヒンヤリを楽しむポにゃちゃんが、あんよを掻きむしっているのは虫が原因…。
でも先生?ここは8階ですよ。
何ていう虫のやつが犯人なのでしょう。
“出てきている“ということは室内であれば、年がら年中存在しているダニではないということでしょうか?
「ねえそれ、誰にやられたの?」
む…怖いな…なんだか。
先生もなんの虫なのかは、特に言ってはくれませんでした。
「とにかくこれは虫が原因なので、かゆみ止めの薬を飲んで治すしかないですね」
「はぁ、そうですか」
虫に刺されて、こんな風になってしまうこともあるんですね。
やだな、こいつに刺されるの。
でもストレスが原因よりはよかったのかも…
とりあえずその虫刺され。
早く治るといいね、ポにゃちゃん。