マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

とらじろちゃん その1

近所のねこ屋敷に住む、ねこの男の子とらじろちゃん。


前に書いた“天使になったねこ”でぽんちゃんが天使になった直後に現れた、ぽんちゃん似のねこさんです。


出会った当初はまだ子ねこちゃん。




うちの両親はそんなぽんちゃん似の子ネコ、とらじろちゃんを普通にぽんちゃんと呼び間違えています。




ねこ嫌いでぽんちゃん以外のねこさんは未だに毛嫌いしている母が、とらじろちゃんには態度が少し柔らかい。



ぽんちゃんが重なって見えてるのでしょう。



そんなとらじろちゃんは、まだ子ねこちゃんなのにしょっちゅう我が家に入り浸っています。

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「おうちに帰らなくて良いの?」



おそらくねこ屋敷では新顔の子ねこちゃんだから、大事にされているだろうに何故だかうちに来てしまう。



やがてとらじろちゃんは、無口で落ち着いた青年に育ちました。



見かけはやっぱり少しだけぽんちゃんに似ているのですが、中身は全く似ていない。





ぽんちゃんは甘えっ子でわがまま。


とらじろちゃんは大人しく無口。
そして遊んでとも言ってこないし、甘えても来ない。

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しょっちゅう我が家に遊びに来るのですが、ベッドでひとり大人しく爆睡。



寝ているとらじろちゃんは、近寄っても全く起きません。



ぽんちゃん以外のねこさんはポにゃちゃん含め、ポいもの気配に気付き近寄るとすぐに目覚めてしまいます。



“なんにゃの、あんた?
来にゃいでくだたい!”



けれどとらじろちゃんは、近寄って触りまくっても無反応。

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基本ねこさんとは、何事にもすぐ怯え怖がる生き物。



でもとらじろちゃんが何かに怯えているところは、見たことがありません。




我が家ではたまにねこ屋敷のねこさん同士が、鉢合わせすることがあります。



とらじろちゃんが寛いでいるところにやって来たのは、屋敷のねこの女の子ミチェ。



とらじろちゃんがいることに気付いたミチェは、激ギレです。



高い所からとらじろちゃんを見下ろし“シャーシャー”威嚇!



しかしとらじろちゃんは全くの無反応。


相手にしていない様子です。

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「相変わらずクールな子だなぁ」


そんなとらじろちゃんをちょっぴり観察。


「あれ?」



よく見るととらじろちゃん。

身体ががっしりしています。
筋骨隆々です。



「もしかして…

とらじろちゃんって強いの?」



いつものクールな態度は、強さからくる余裕?



とらじろちゃん…
この辺のねこさんのボスなのかもしれない。


続きます