実家の近所には、猫さんを多頭飼いしているお宅があります。
何度か記事に出てきている猫屋敷です。
そのお宅で新しく迎えられた猫さんたちは、大抵うちの庭に遊びに来ます。
先住の猫さんに
「近所にお庭があるお宅があるにゃよ」
みたいな感じで教えてもらうのでしょうか。
挨拶にきてくれる訳では無く、単にうちの庭で遊びたいだけみたいです。
なのでいつもこちらからご挨拶。
「はじめまして」
顔を覚えて貰えるまで、何度も顔出しします。
猫屋敷の猫さんは人見知りの子が多く、初対面の時はいつも逃げられてしまいます。
そのため遊びに来た猫さんをお庭で見かけるたび、挨拶をして少しずつ顔見知りになります。
「いらっしゃい、こんにちは」
“この子とは距離が縮まってきたな”
という場合もありますが、ポいもの顔を見ただけであっという間に逃げてしまう子もいます。
そういうタイプの子とは結局、全然仲良しにはなれませんでした。
一方“少しは心を開いてくれたかな?”
という猫さん。
お友だちになるチャンス到来です。
まだ警戒をして距離をとられてはいるものの、こちらに興味はあるらしく逃げては行かない子に対しては早速「遊ぼうよ」と声をかけます。
猫さんたちがどうしても逃れられない、ハンターの本能。
あの子たちときたら、草木をちょっと揺らすだけで「なんにゃの?」とほいほいポいもの方に寄って来てしまいます。
簡単です。
「知ってんだ。キミたちの習性は」
ポいもの前では、そのハンターの本能は完全に逃れられない呪いです。
近づくために利用されます。
一緒に遊べるようになってしまえば、もうこっちのものです。
これだけで“めちゃくちゃ仲良しっ”とまではいきませんが、遊んでくれるようにはなります。
こうして少しずつ仲良しになった子は、家の中にまで上がり込んでポいものベッドを、我が物顔で使用しています。
ポいもの猫アレルギーは悪化してしまいますが、仲良くなれたと思うとやっぱり嬉しいです。
今まで一緒に暮らした事のある猫さんは、ぽんちゃん・ポにゃちゃんだけですが、猫屋敷の猫さんたちのお陰で色々な猫さん知ることが出来ました。
全然心を開いてくれない子
高飛車なタイプの子(ミルクちゃん)
面倒見の良い子(バーバラさん)
度胸のある子
穏やかな子
怖がりな子 などなど…
基本怖がりな猫さんが多い中
“動じない・人見知りもしない”
そんな猫さんに会うとちょっと驚きます。
懐っこい子はそのままポいも宅が自分の家だと思って、一日に何回も上がり込んで来ます。
すると姿を見せない猫さんを心配した猫屋敷の方は、夕方になると「帰っておいで~」と探しに来ます。
遊びに来ている、猫さんの名前を呼ぶ声がするので分かります。
するとうちの母に連れられて、猫屋敷在住の猫さんは帰っていきます。
人見知りをしない猫さんは一緒に暮らしやすそうだけど、飼い主さんからすれば誰にでも懐かれちゃうと、少しさみしくなるかもしれないですね。