マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

近所の猫おばさん・バーバラ その1

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猫さんはお土産を持ってきてくれる生き物。
(お土産➡自分が獲った獲物)


お土産を飼い主さんに持ってくる意味は、猫さんによって違うのだそうです。


うちのぽんちゃんは、絶対にお土産を渡してくれないタイプです。
自慢しにくるだけ。

「ぽんちゃんが獲ったにゃー」


自分のものは自分のもの。

まぁそれは当たり前の事だし、欲しくないからいいんですけど。


とはいえ生きている場合は、慌てて取り上げてしまいます。


するとぽんちゃん、ないてわめいて大騒ぎ!


小動物の命の事を考えると、複雑な思いはあります。


「ぽんちゃん何も悪いことしてないにゃよっ」


そう。
ぽんちゃんは悪いことしているなんて、思っていません。


“毎日たらふく食べている猫さんは、食べもしないのに狩りをしてはダメ”なんて言っても分からないですからね。



室内飼いの猫さんでも、ゴキさんとかを持ってくる子はいるそうです。

「坊やたち今日のご飯ですにゃよ」
みたいな感じなんですかね?


室内飼いと言えばポにゃちゃん。


ゴキさんを見かけたら、どうするのでしょう。


ポにゃちゃんは、ゴキさんがあまりいないという北国育ち。


ゴキさんを見て狩りの欲求が、ムクムクと出てきたりするのでしょうか?

やっぱり怖がるかな?


お手々でゴキさんにテンテン触って欲しくないので、出来れば怖がって欲しいですけどね。


「ゴキ触ったの?はい、お手々出して下さい。
拭きますからね」

「何でにゃよ」

ゴキ菌をキレイに拭くのですよ。


お手々を拭かれたくなかったら、触らないようにして下さいね。


そもそもポにゃちゃんには、ゴキさんを捕まえられないだろうから、いらぬ心配でしょうけど。



一方昔、ご近所の猫屋敷に住んでいた猫おばさん・バーバラ。


「この子ときたら狩りも出来ないのにゃね。
このままじゃ、おなかを空かせて死んでしまうわ」


バーバラさんはポいもの為に、ご飯を運んできてくれるタイプの猫さんです。


主に虫とかが多いです。


バーバラさんいつもすみません、わざわざ…


母性本能強いのかな?


ぽんちゃん・ポにゃちゃんと違ってバーバラさんは女性ですからね。


お土産の虫たち…
いつも生きているんですよね。


「そろそろ狩りの練習をしにゃさい」


猫さんが弱らせた獲物を届けるのは、子どもに狩りを教える為だそうです。


当時まだ学生だったポいものために?


“獲物獲ったにゃー”
ぽんちゃんみたいに、自慢しにきた訳ではないんだね?


“バーバラさんありがとう”
というのが正確なんでしょうけど…



言えた事はなかったなぁ…