マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

ポにゃちゃんの今

2021年3月で19歳を迎えるポにゃちゃん。


ねこさんとしては十分長生き。


でもまだまだ…


30歳、40歳、50歳ともっともっと生きて欲しい。


ねこさんと暮らしている方たちは、おうちのねこさんに対して、そんな風に思っている人も多いのではないでしょうか。


自分が面倒をみれる限りは…


実は現在ポいもは、ポにゃちゃんポあねとは別々に暮らしています。



なのでポあねから聞いた話なのですが、ポにゃちゃんはてんかんの発作を起こしてしまったのだそうです。



何も分からないねこさん、ポにゃちゃんにとっては
一体何が起こったのか、ホントに分からなかったことでしょう。



今もポにゃちゃんはポあねに甘えて、遊んで貰って、ご飯を食べさせて貰っている日々を送っていると思います。



そんな毎日が当たり前に続くと、ポにゃちゃんはそう思って生きている。


疑う余地など無いくらいに…


なので突然のてんかんの発作はポにゃちゃん自身、何が起こったのか理解出来ず、戸惑っているのだろうと思います。

「なんにゃ?ポにゃちゃんどうしたんにゃ?」

ぐったり…

「大丈夫だよ。大丈夫、大丈夫」

確定診断をするには、MRIを撮るしかありません。ただ、全身麻酔をするため、高齢のポにゃちゃんには身体に負担もかかります。


先生の見立てでは可能性が高いのは脳腫瘍ではないかとのことです。そうであれば、抗がん剤という選択もあります。


しかし抗がん剤を投与するのは毎週。そしてそのたびに、血液検査が必要。


ポにゃちゃんをみて下さったお医者様が言うには
「ストレスもかかるし年齢的な事を考えても、もしうちの子なら抗がん剤の治療はしません」
とのお話だったので、ポあねは抗がん剤の治療を断念したそうです。


一週間起きに、てんかんの発作を起こしたポにゃちゃん。


“おねにゃん、こわいにゃ”


“そうだね、こわいね”


予後はまだ分かりません。


でも発作を起こしている時以外は、結構元気。


てんてん歩き回っています。

抗がん剤の投与をする代わりに、ポにゃちゃんはてんかんの発作止めの薬を服用中。



とってもマズいらしいです。


治療に必要だと言うことは、分からないポにゃちゃん。


「何にゃこれ…」


お薬がマズすぎて、お口から泡をぶくぶくしてしまいました。



これは困りましたね。
どうしましょう…


考えたポあね。


ちゅるビーに錠剤を埋め込んで、上手にごまかしポにゃちゃんに与えてみる。


「にゃ☆
おいしいごはんが出て来たにゃ♪」


うまくいきました!


ポにゃちゃんにはこれからもポにゃちゃん自身が、びっくりしてしまうような事が、色々起こるかもしれません。


でもポあねもお医者様もついてくれていると思うので、いつものようにのんびりと暮らしていって欲しいです。