マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

感謝ごっこ その3

前回のお話

身内の愚痴ばかり言う子どもたちと、にゃこさん。


そこでてんまさんが彼らに、感謝の言葉を言い合いっこするゲームを提案しました。


優勝者にはにゃこさんご所望の、いい子いい子のご褒美が貰えます。




「てんまちゃーん!
僕、花粉を運んでくれる虫さんたちに感謝する-」



「いいね。
私も一緒に感謝しよ」



「てんまちゃんも感謝する?」



「うん」



(そういえば私もこの間、喘息の発作が起こったときに思ったことがあった…)



てんまさんは喘息持ちで、アルコールを摂取したり、寒い日にいきなり身体を動かしたりすると、喘息の発作が起こることがありました。

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“息…出来ない…苦しい…”



息吸えなかったら、人って死んじゃうんだよね?


発作が起こると苦しくて、いつもそんな風に思う。



その分、発作がおさまってスムーズに息が吸えるようになった時、息が吸えるって何でもないことのようで、すっごく有り難いことなんだ…
そんな風に思います。



意識していなくても、勝手に自分の身体が日々やってくれていることはたくさんあります。



呼吸や消化、排泄も体温調節も体内でしてくれている。


薬やアルコール、ニコチン等の有害物質も無毒化してくれています。


さらには免疫を使ってウイルスや、細菌だってやっつけてくれています。

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「僕ねー。
こないだおなか壊しちゃって、おなかピーになったの。

ゲボゲボもしてご飯食べれなくて…
でもねー。
おなか治ってから食べたごはんがおいしくて!

毎日おいしいごはんが食べられるのって、感謝しなきゃいけない事なんだよね」



「うん」



「僕の身体は心臓も動かしてくれるし、足の動かし方も最初から知っててくれてるし…

僕の中のたくさんの頑張り屋が、いつもお礼を言われる事なく働いてくれている」



「んにゃ!」



「なに?にゃこ、感謝することあった?」



「にゃむっ。
にゃこも考えたにゃ。
にゃこもカンシャするにゃ。

雨も降らない、風も吹かないそんなおうちで、まゆちゃんと一緒にいられること。

まゆちゃんと一緒に、あったかいお布団で眠れること」

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「にゃこちゃん。
まゆちゃんにありがとうだね」



「にゃしっ」



「ねぇねぇてんまちゃん」


「なぁに?」


「いっつもてんまちゃんが、優しくしてくれること。
感謝してるからね」


「へへ。ありがと」



「今日はいっぱい感謝したね」



「うん、したね。
うっとうしい位したよね」


でもうっとうしいくらい嬉しい、感謝の言葉。



幼い頃からそういう気持ちを大切にすることは、大事なことです。



「僕、世界一感謝する人になるんだー」


「僕も感謝王になる-!」


「じゃあ、競争だねっ!」



【感謝することの効能】
精神状態を良くすることに、高い効果を発揮します。



「てんまちゃんっ、誰が一番感謝王だった?」



「うーん、そうだねー」


ご褒美のいい子いい子を、して貰える人を選ぶその時…



にゃこさん、ひとりでポコポコと歩き去ろうとしていました。


「にゃこ、いい子いい子して貰わなくて良いの?」



「いいんにゃ、それは子どもさんたちにあげるにゃ。

てんまちゃん、にゃこもう帰るにゃ」



「まゆちゃんにありがとうを言いに行くの?」


「んにゃっ」

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結局まゆさんに、いい子いい子をして貰いたくなってしまった様子のにゃこさんでした。