「クイズです」
前、ポあねにウォーターサーバーの水と水道水の、飲み比べクイズをさせられたことがありました。
「なんのクイズ?」
クイズ番組は流行ってますからね。
日々、飲料といえば水道水のポいも。
アプリもほぼダウンロードしていないポいも。
ポあねは妹に最新の文明を教えてあげたいみたいです。
「ねこ翻訳アプリって知ってる?」
「翻訳アプリ…」
「このアプリに向かってねこさんに喋ってもらうと、ねこさんがなんて言っているのかわかるんだよ」
さすがにSNSなどで話題になっているので、知ってはいました。
「今からアプリ内の履歴からポにゃちゃんの声を聞かせます」
「へぇ、録音されてんだ」
「このポにゃちゃんの声を聞いて、なんて言っているのか当ててみてください」
「いいよ。翻訳してもらわなくても多分わかるよ」
「じゃあ第一問」
“にゃあぁあぁぁぁー!!“
すごい勢いでないているポにゃちゃんの声が聞こえます。
「え、何?怒ってる?」
「はずれ。ポにゃちゃんは“やぁ“と言っています」
「む?」
随分気合の入った“やぁ“です。
「第二問」
“にゃまあぁああぁぁ〜!!“
大きな声で喚くポにゃちゃん。
何かを訴えているようにも感じる声。
でも先ほどの声とは、そこまで変化がないようにも思えます。
「う〜ん。人間だけじゃなくてねこさんも、顔見ないと伝わり方って微妙にわからなくなるもんだね。でも文句言っている感じ?」
「はずれです。“私はここにいるよ。私を愛して“と言っています」
「ポにゃちゃんって情熱的だったんだね。世界の中心並みにすげえ愛を叫ぶじゃんかさ」
「そうなんです。では第三問」
“にゃ〜あぁぁああぁ〜!!“
また大きな声で叫んでいるようです。
「う〜ん。なんだろうね。不満でも言ってんのかね」
「“やぁ“と言っています」
「ポにゃちゃん、すげえ“やぁ“いうじゃん。狭い日本家屋で共に暮らしてんのになんで改まって“やぁ“いうんだ」
職場などで同僚・上司などとすれ違う時に“お疲れ様です“というのと、似たような感じなのでしょうか?
続きます。