老いた猫、ポにゃちゃんと暮らす日々。
猫さんに触れたい時、いつでも触れられる距離にいてくれます。
満足です。
満足ではあるのですが、実家にいた時は近所に猫屋敷があったので、ウチの子(ぽんちゃん)以外にも猫さんのお友だちがいました。
そして一つ前の家に住んでいた時も、近所にぷーちゃんという猫のお友だちがいて、仲良くして貰っていました。
でもここ最近はポにゃちゃん以外の猫さんと、接する事が無くなってしまいました。
贅沢ですが、やっぱりちょっと寂しいです。
道端で猫さんとたまにすれ違うことはあっても、こちらには寄ってきてくれません。
そういう場合はなるたけその猫さんにストレスを与えないよう、見ない振りをしながらスーっと通り過ぎます。
ホントは目をギラギラさせて見ているのですが、猫さんに見ている事がバレないように通り過ぎます。
そんな少し物足りない日々の中、気付いた事がありました。
「あれ?あれあれ?」
ウチのマンションの向かいに…いる。
何か、いる。
猫さんのような何かが。
初めてそれを見た日は、雨が降っていました。
でも猫さんのようなそれは、雨がそぼ降る中、ピクリととも動きません。
「猫さん…なの?」
そう思いながらずっと見ていましたが、全然動かない。
猫さんじゃないのかな?やっぱり。
何でも猫さんに見えてしまう病気?
目を凝らして見てみたけれど、目が悪いので何だか良く見えない。
“そうだ!”
「携帯、携帯!」
写真機能を使って猫さんのようなものを、ズームにして観察してみます。
ねこ!やっぱりねこ!
画像が荒くて分かりづらいですが、やっぱり猫さんです。
その日からポいもさん、猫ストーカー化。
怖いです。人って怖い…
もう知っている。
あの猫さんが17時過ぎになると、あそこに現れるのを。
ズームで眺めています。
向かいの窓から誰にもバレないよう、カーテンの隙間からコッソリと…
このことは、ポあねには内緒にしていました。
犯罪行為ですから、盗撮です。
ポあねにバレたら
「盗撮なんてみっともない行為やめなさい」
ときっと怒られてしまうでしょう。
そんなある日、ポあねから見せてもらった写真。
「近所の猫さんだよ」
ポあねも盗撮犯でした。
さらには肖像権侵害…
あまり似ていると言われない姉妹ですが、やはりどこか似ているみたいです。
ニュースにならないので正確には分かりませんが、猫の盗撮犯…
おそらく世の中に、多い気がします。