我が家にやって来たばかりの赤ちゃんの頃。
小さきふわふわ生物だったぽんちゃん。
ポいもの初めて飼う猫さんが、ぽんちゃんでした。
しかも初めて飼うのが、生まれたての子猫さん。
幼い頃から動物が好きで、飼いたくて飼いたくて仕方がなかったふわふわ生物。
夢だったふわふわが目の前にいます。
猫さんとしたいこと、いっぱいありました。
猫さんとしたいこと第一位!
「いい子いい子する」
やっぱりふわふわ生物を撫で撫でして、気持ち良さそうにしているお顔が見たい。
「頭いい子いい子してー」
「アゴの所もコチョコチョしてー」
「あれ?」
嫌がってもいないけど、喜んでもいない…
ぽんちゃん何だかボンヤリとしてます。
されるがまま、ジッと見てます。
「反応無いなぁ…
子猫さんの場合は反応しないのかなぁ。
肩凝りとかの経験が無いと、マッサージされても気持ち良くない。
そんな人間の子どもさんみたいな感じ?」
では気を取り直して…
猫さんとしたいこと第二位!
「おもちゃで遊ぶ」
「え?ぽんちゃん??」
何しても反応しない子猫さん。
じゃあ、マタタビもまだ早いよね?
赤ちゃんの頃は抱っことご飯だけが、日々の喜びだったぽんちゃん。
時は流れ…
少し大きくなってからやっと、猫さんっぽい動きをするようになりました。
いい子いい子にもニコニコと、反応してくれるようになりました!
遊んでくれるようにもなりました!!
反応してくれるようになったお陰で、猫さんに対するお触りの加減や、遊びの加減も学べるように…
そんなぽんちゃんが、異常に興味を示したおもちゃがありました。
それは前にも記事に書きましたが、少しフワッとしたネズミのおもちゃです。
ぽんちゃんの狩猟本能がめちゃくちゃ刺激されてしまうみたい。
異常なる興奮。
いつなんどきでも、ネズミの存在に気付くと飛んできます。
もう、怖いです。
ネズミと遊ぶ…
というよりは殺そうとしています。
狩ろうとしています。
遊びを通り越しているようにしか見えない…
ありったけのアゴの力で噛み砕こうとしている。
その様子が怖すぎて、おもちゃを取り上げようとしたのですが、執着も物凄くって離してくれない。
ネズミでなくてもふわふわしたおもちゃは、片っ端から殺したいみたいです。
祖母宅にあった雉の剥製も食い殺す。
ぬいぐるみも殺す。
そんなぽんちゃんと暮らすある日のこと…
小さなネズミが遊びに来ました。
とても可愛いっ!
ネズミさんの事には詳しくないのですが、子ねずみのように見えました。
ネズミを初めて見たポいもさん興奮。
その横には更なるオーラを身に纏った、異常興奮執着猫。
可愛くてずっと眺めているポいも…とぽんちゃん。
子ねずみちゃんはすっかり怯えきって、涙目で震えています。
ガス台の下に隠れて、足をガクガクさせています。
無事逃げ切れるといいね。
その後もしつこくいつまでも子ねずみちゃんを、眺めていたポいも・ぽんちゃん。
でも何だかんだで鈍くさい二人の目を盗んで、子ねずみちゃんは、ちゃんと窓から逃走していきました。
ホントよかった。
もう変な所には入り込まないようにね。