マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

関節を鳴らしたい

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神社の鈴の音、一度でいいから上手に鳴らしてみたい。

車のクラクション、何も気にすることなくプップと鳴らしてみたい。

 

そして…

“パキッ“

 

腰に違和感を感じた時、ひねって関節を鳴らしてみたい。こうして時折、腰に生じた違和感を、解消したくなるのです。

 

”パキィ”

 

ただ音が鳴っているだけなのに、この音が鳴ると気持ちがよく、ずれていた関節が元に戻った気持ちにすらなる。

 

ずれが生じていた人間関係だって元に戻るような、そんな気持ちにだってなれちゃいます。

 

 

ストレッチをして悪くなった血行をほぐす…ついでに腰の関節も鳴らしちゃう。

ポいもは元来不器用で、口笛を上手く鳴らせないし、指パッチンも上手に鳴らせない。でも腰の関節だけは”パキッ”っと鳴らせるのです。器用とは関係ないですけどね。

 

これはもう履歴書の長所欄に書いても良いかなって思っている位です。なのに関節を鳴らすと靭帯や筋肉を痛める可能性があるので、鳴らすのは控えた方がいいらしい。

 

「そうなのかぁ」

 

でも…

”関節内に生じた気泡を鳴らしたい!”

 

なんか、思うんですけど…いつも思うんですけど。

どうして”気持ちいいとか、ストレス発散出来る”とか、その手のものがいつも身体に悪いのでしょう。

 

 

運動はサボっちゃダメ。

タバコは吸い過ぎちゃダメ。

アルコールは飲みすぎちゃダメ。

甘いもの・油物・塩辛いものは食べ過ぎちゃダメ。

大食い・早食いはしちゃダメ。

 

 

人間には暮らしていく上で、色々やっちゃダメな事が沢山ある。ポいもの場合、タバコ以外は禁止されてもやってしまいたくなります。

 

ただでさえ制限が多いのに、その上、関節鳴らしてはダメだなんて。

 

「一体全体なんでなの?」

 

関節ぐらい、気持ち良く鳴らさせてくれないものかね?

 

だって、関節付近に違和感があるんですもの。これがまた、鳴らすと気持ちいいんです。“パキィッ”っていい音が鳴ると、ほんとにすっきりするんです。

 

実は関節の中でも特に肘を鳴らすのが得意なのです。思い切り腕を伸ばすとね”パキィ”じゃなくて“パーンッ”って子気味良い音が鳴るのです。

 

仕事中、肘に感じる違和感。

 

首や肘、腰、手首に違和感を感じるとどうしても、鳴らしたくなる

残念ながら職場の人には「腕が抜けてっちゃいそうで怖い」と怯えられています。

 

首や腰を鳴らしても、そこまで怖がられないのにな。肘を鳴らす人はあまりいないから、怖がるのかな?

 

でも毎回それを忘れて、肘に違和感を感じ始めると思わず鳴らしてしまいます。

そういえば思い出したけれど、初めて腰を鳴らす人に出会ったときは、ポいももけっこう驚いたかもしれない。


はじめて腰からそんな音が鳴ることを知った日。

 

関節の中でも首を鳴らすのは、椎骨動脈という重要な血管が走っているので特に危険です。不快感がある場合はマッサージ・整体等プロの方にお任せしましょう。


【腰の違和感だけでなく、腰痛が伴う時は】


ただの腰痛であれば発症後、数日~1週間程痛みが続きます。それ以降、徐々に痛みは軽くなっていきます。痛み止めの湿布、飲み薬等で対処しましょう。


それでもおさまらない時は整形外科へ相談に行くことをオススメします。
 
ってね、分かってはいるんですけどねぇ。