大晦日って、やっぱり夜更かししてしまいますよね。
なので寝坊して遅刻したことはない人間ですが、元旦の日はいつも昼ごろまで寝ています。
ぐーすか寝ているので「あけましておめでとう」
と言いながら、家族みんなで朝食を食べた記憶もほぼありません。
お正月の朝食。
正月料理といえば、おせちですね。
わたくしが寝ている隙に朝食で、皆が尾頭付の鯛とかを食べているのは知っています。
でも幸いそんなお魚やお雑煮・おせち料理などには興味がないので、気にせず眠りたいだけ寝ています。
お正月はお昼頃に、ようやくのそのそと起きだします。
一応昼食をとりその後、隣に住む伯母宅でトランプやら花札やらカードゲームをやります。
ゲームの勝者には“素敵食べ物“のご褒美。
あらかじめ伊勢丹の食品フロアで購入した、やけに高額な食べ物を勝者の順に選びます。
景品は確か10粒で四千円のマロングラッセとか、一つ千円ほどのプリンとかだったかな?
罰ゲームは嫌なので、敗者には“素敵食べ物“ではなく、十円ほどの駄菓子を与えます。
普段なら十分美味しいお菓子ですが、やっぱり年一で食べるなら“素敵食べ物“の方がいいですからね。
そしてお正月といえば、おせちの他に初詣などがあります。
家族らは朝一、または夜中、初詣に行っているようです。
日本人が好きな初詣。
なぜ好きなのでしょう。
不思議…
お正月の時期といえば、極寒地獄。
そして神社には詣でるためにつどった、人間地獄。
しんど…
人間祭の中、極寒祭りの中、耐えに耐えた先に待つのは、美味しいご馳走でも楽しいアトラクションでもありません。
お金を払うため…
お賽銭を賽銭箱に投げ入れるために、皆行列に並んで、長時間待ち続ける。
つら…
こんな不届き極まりない考えだから、神様はこちらを見てくれないのでしょうね。
でもね神様。
神社に行くのは好きなのです。
ささやかながら、お賽銭も入れさせて頂きます。
混雑した場所で寒さに凍えながら、じっとしているのが嫌なのです。
それに耐えられるみなさんは、優れた修行僧のように見えとても感心します。
苦行に耐える事が出来るみなさん。
気づいていないかもしれませんが、いずれ悟りを開くのではないかと思われます。
さて、こちらはお正月のポ村のみなさん。
こちらはイチイさんの、調剤薬局のスタッフの皆さんです。
「イチイさん、真ん中は神様が通る道ですよ」
「じゃあ、あってんじゃん。真ん中で」
オウギさん、小声で呟きます。
「…さっさと下がれ。疫病神」
「なんか言ったか?」
「いいえ」
「お前もさ、真ん中通っていいんだろ?」
「え!?」
「何だっけ?貧乏神だっけ?」
「うるさいですよ。なら給料あげて下さい」
「もっと上の奴にいってくれ」
「神様のくせに、何も出来ないじゃないですか」
「神になんでも頼るんじゃない。日々、神とやらに感謝の気持ちを持つことが大事なんだそうだぞ」
「それマジで自分に、言い聞かせて下さい。ってか神様、お願いします。言い聞かせて下さい」
2022年も、いつも通りの毎日になりそうです。
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年は良い年でありますように。