内科医・くまじろ先生と、薬剤師・マメチュー先生はポ村のお隣に存在する町、ねこ森町に向かっていました。
ねこ森町のねこさんに年末年始、元気に過ごしてもらいたい。
お二人は訪問診療を行うため、ねこさんたちの様子を伺い行くことにしたのです。
「にゃちにゃち」
ついでにセラピーキャットの研修生、にゃこさんも一緒にくっついてきています。
「ねこ森町には、にゃこさんのお友達がいっぱいいらっしゃるんですよね?」
「にゃ!みんなお友だちにゃ。大好きにゃ」
マメチュー先生が行っている訪問薬剤師。
薬剤師も医療関係者として、訪問診療に参加することがあります。
在宅で療養をしている患者さんのために、マメチュー先生は介護保険の居宅療養指導を行います。
「まめはお薬をお届けするのにゃ?」
「そうですよ」
そして患者さんの服薬状況を確認し、服薬指導を行い、質問にも丁寧にわかりやすく答えていきます。
複数のお薬を飲んでいるお年寄りのねこさんには、飲み合わせに問題はないか、飲み忘れ・飲み間違いはないか等のチェックも行う。
必要に応じて、服用方法の変更もします。
ねこさんだって、お薬を正しく服用することは大事なことなのです。
だってねこさんには、下僕を自由に扱っていい権利を持っている代わりに、遂行しなければならない任務があります。
とっても大事な任務というか、義務。
“健康で楽しく、長生きする“
これはねこさんに与えられた、大切な義務なのです。
医療機関がお休みに入る年末年始、正しくお薬を飲んで良い年を迎えましょう。