人見知りが原因なのでしょうか。
患者さん対応が、なかなか上手く出来ず落ち込むパゴロウさんを、励ましてくれるマメチュー先生。
確かに今まで出会ってきた人。
同業の薬剤師・患者さん共に、人見知りが多い気がします。
「この人ホントに社交的だな。
人に対して壁を作らないな」
そんな風に思った人は、ほとんどいないかもしれません。
空気が読めてかつ、社交的な人。
そういう人は、こちらに気を使わせません。
例えボクが全く話題を提供出来なかったとしても、居心地の悪さは感じません。
頷いているだけで場が持ちます。
でも人見知り同士だと、ただただ沈黙が続いてしまいます。
「この場を埋めなきゃ。話題を提供しなきゃ」
お互い気を遣い合って、お互い色々考えて、頭パンパン!
脳みそ爆発寸前です。
人間を創造した神々。
人生に余計なオプションを付けるのが、好きみたいです。
人見知りな人種が一番困るのは、中途半端な知人です。
全く知らない人は、当然話しかけなくてOK。
突然話しかける方がむしろ変ですから。
でも中途半端な知人は…
(話すこと何も無い)
つい気付かれる前に、後ずさりしてしまいます。
あの居心地の悪い状態になるのは嫌だ!
(気配を消すのだ!得意なはずだ!)
もう仲良くない人と話すのは、面倒臭くてしんどいよぉ!
とはいえ、知人に言われてしまったことがあります。
「いつも君のこと呼ぶとさ。
聞こえない振りするよね?」
(当たりです!完全にバレてました…)
もうこれは、普段から“耳が聞こえにくい人”を演じねば!
気付いた人、よく見てるなぁ。
でも気付くって事は、アナタもそういうタイプなのでは?と思ってしまいます。
知らない人相手でも、会話せずにいることが“気になる”パターンもあります。
それは、同じアパートとかに住んでいる住人です。
エレベーターとか、ポストのある辺りでバッタリ会ってしまうと…
“ゲッ!”と思ってしまいます。
昔住んでいた都会等では、あまり挨拶をしないのですが、それはそれで逆に落ち着きません。
(無視して良いものなの?)
そんな風に思ってしまいます。
都会だろうがなんだろうが“向こう三軒両隣”は、挨拶をするものと決めて欲しいです。
都会で過ごしていると特に、“人に対して壁の無い人なんて、いないんだなぁ”と思います。
近所の人もボクを見て内心“ギクッ”としているのが分かります。
結局お互い様。
バイト先の大して親しくない人とは、毎回天気の話をしていました。
会うたび会うたび、天気の話。
“ボクたちって天気の話以外、話すことがありませんね”
ってあんに言い合っているだけのようです。
それ以外の話題?
思いつかないんですよね。
血液型の話…は、したがらない人もいるし。
親兄弟の話など、プライベートの話も聞きづらい。
テレビの話も趣味が合わないと、話も合わないし…
そもそも何の害も無さそうな天気の話でも、何だかんだで万能ではありません。
その日の天気に、全く興味の無い人もいるからです。
この人は、どうして話題を振って貰った癖に、興味がある振りくらい出来ないのだろう…
“なんかイラつかせるような言い方を、しちゃったのかな?”
そんな余計なことまで、気を回してしまいます。
更にはその人がボク以外の人とは、とても楽しそうに話しているのを目撃しようものなら…
“ボクと話したく無かっただけなんだ。
興味持たれて無いんだなぁ”
と、落ち込んでしまいます。
でも…
興味を持ち、そして
“大人しい=無口”
みたいに思い込みも無くしたいです。
「話してくれなかったのは、人見知りをしていただけで、ホントはいっぱい話したい人なんだ」
というように柔軟に考えられる人になりたい。
要は、その人に興味が無いから話題も思いつかないんですよね。
そして伝えるべき事は、しっかり頭に入れて貰らえるような話し方をする。
自分の指導下手のせいで、患者さんが危険な服用をしてしまう可能性もあるかもしれませんから。
“ボクのせいだっ!”
薬剤師になった以上、それだけは避けないといけません。
空気が読めて、かつ社交的な人にはボク自身がならないと!