マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

猫の親子 その2

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前回のお話
近所のねこバーバラさんが出産をし、赤ちゃんたちを連れて来てくれました。かわいい赤ちゃんたちに惹かれた当時小学生のポいもは、仲良くなりたくてしかたない。赤ちゃんたちに顔を覚えてもらうため、一生懸命努力していました。

突然の巣立ち!ねこの親子の愛情と旅立ち

「こんにちは」
「にゃ…」


「ちょっと大きくなったね」
心なしかたぬちゃん(サビ)も少しペコリと反応してくれたように見えます。心を許しかけているのかな。

「やばくない?大丈夫にゃの?」と長毛ミケちゃんの方は心配そう。

会うたびに、たぬちゃんと長毛ミケちゃんにしっかり挨拶。でも、まだどこかよそよそしい雰囲気です。まるで入学式の翌日のクラスメイトみたい。


こねこさんたちは、バーバラさんみたいに家にも入ってきてくれなければ、膝の上で寝てもくれない。

この子たちと今以上に仲良くなるには…


残念ながらねこさん用のご飯は家にないため、ご飯で釣ることはできません。
もちろんねこさん用のおもちゃもない。



遊んでる。

そうか、おもちゃはないけれどお庭はある。
お庭そのものが遊具じゃないか!

より仲良くなるため、ねこさんの本能を利用し、お庭で一緒に遊ぶ事に。

草、うごく。
「…」

最初はこちらに気のない感じの、クールを気取っていたねこさんたち。

「そこ、なにかいるにゃの?」
「どうかな、確かめてごらんよ」

「それ、なにかいるってことにゃね?」
隠し切れないねこの本能。

獲物がいる。
なら捕まえる。

”わしゃわしゃわしゃ”


”わっしゃ”

ねこさんたち、特にたぬちゃんは、リュウノヒゲ(植物)で夢中になって遊んでくれました。「可愛いんだから!」こんなに可愛いねこさんたち。

なのになんででしょう。
確かに昨日あったときは小さなこねこさんだったのに、今日会ったら。。。


「あれ?」


もう大人になってる。🐈‍⬛🐈
メルモちゃん…


落ち着きがなさ過ぎて「早く大人になってくれないかな」とこねこさんに対し、思わなくもないのですが、
本当に早く大人になってしまうとそれはそれで寂しい。


そんなある日。
「あ、バーバラさんたち今日も来たの?」

!!?
バーバラさん、たぬちゃんと長毛のミケちゃんを突き飛ばす。
まるで、突然我が子を谷底に突き落とす母のよう。

!!?

そしてそのまま谷底にほったらかして立ち去る。

「何してるの?バーバラさん」
「ママ。どうしたのにゃ?」


「ここはあたしの別宅よ」
「ママ?」
突然子どもさん達に冷たく当たるバーバラさん。


普段そんなにカリカリすることの無いバーバラさんですが、我が子に対し親の仇のような接し方をしています。自分が親なのに…

「バーバラさん?」

どうやら子どもさんたち、親離れをする時期に入ったようです。
テレビでは知っていた親子の別れ。

だけど初めて目の当たりにしてつい、そんなに冷たくしなくったってと思ってしまいます。

たぬちゃんや長毛ミケちゃんもキョトンとしている。
でもバーバラさんは子どもたちがちょっとそばに寄っただけで、ものすっごく怒り狂ってる。

傍から見ていると、少し厳しいように見えますが、それがねこさんたちの、バーバラさんのやり方なのでしょう。私には見守るしかできません。

「児童虐待にならないようにね!」


しかし真に厳しい動物たちの世界。
これくらいしないと世間の荒波には、太刀打ちできないのかもしれない。

人間界では「8050問題」なんてのがありますが、動物たちからすると信じられないことでしょうね。


子どもたちの事を心配していましたが、やがてママに甘えることを諦めたのか、バーバラさんに近寄ることをしなくなりました。

無事独り立ちしたようです。

そしてそれをきっかけに少しだけたぬちゃんと仲良くなったのですが、バーバラさんに遠慮してか我が家には次第に来なくなってしまいました。

大人になることはめでたい事ですが、やっぱりちょっと寂しいですね。

この記事を書いた人:ポ姉妹**

・ポあね(薬剤師):漢方専門薬局勤務。産業カウンセラー、漢方茶マイスター等、心と体の資格を多数保有。
・ポいも(語り手):専門知識を物語でわかりやすく届ける妹。

漢方・アロマ・心理学の視点から「明日、生活が整うヒント」をストーリー形式で発信中。

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