マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

【ほのぼのあるある】猫の視線に隠された真実!?保護猫ポにゃと空回り飼い主の奮闘記 その2

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※ポにゃちゃんが元気だった頃のお話

いつでもどこでも、忙しい時でも構って欲しがるねこさん。しかしこちらが忙しい時は、申し訳ないですが放置。幼いころはポ姉妹もねこさん同様、放置されていたことがありました。

母のトラウマと、ポいもの空回り大作戦!

母にかまって欲しい、幼いポいも。
しかしねこさんみたいに母に対して、無邪気に何かを要求するなど御法度。幼いポいもの中に、それは深く刻み込まれていました。

あれは、ポあねが小学校低学年、ポいもが園児だったころでしょうか。当時、朝のテレビ小説に夢中だった母。母がテレビを熱心に見ているのは知っていました。


朝のテレビ小説が始まると、家の中はまるで“音禁止区域”。
少しでも騒ぐと、「うるさいわねっっ!!!」と雷が落ちるのです。

ある日、ポあねが「宝さがしゲームしよう!」と誘ってきて、ついテンションが上がってしまった姉妹。
すると母が、まるで160キロ越え投手ような勢いで、小物入れをポあねに向かって投げつけたのです。

ガシャアァアァーン!!!

幸いポあねは反射神経が良かったので避けられましたが、ポいもはその光景を今でも鮮明に覚えています。

たかがテレビなのにね。

ポにゃちゃんに「遊んでよ〜」と見つめられると、この時のトラウマがフラッシュバックするのか「しずかにしてて!」とは言いづらいのです。



そんなポにゃちゃんは、遊んでもらえないとき、自分でドラムスティックを持って「いい子いい子」しています。健気。


さすがに可哀そう…。その姿に、ポいもの心が揺さぶられます。

「分かったポにゃちゃん、今すぐ遊んであげるから!」

そう言って、テンションを上げ始めます。せっかく遊ぶなら、ポにゃちゃんに合わせてテンションあげよう!と、覚悟を決めたポいも。

歌い踊りながら、全力でアピール!こっちが楽しそうにしていると、相手に伝わるものです。

ポいもの全力アピールに、最初はしっぽをプリプリさせて、ニャーと可愛らしく鳴いて、飛び掛かってきたポにゃちゃん。

しかし…


「ポにゃちゃん?」

途中でリアクションが薄くなっていくことに、気づくんです。


ノリノリだったポいもに対し、ポにゃちゃんは突然、スンと座り込み、まるで別人のようにノーリアクション。

この上げ切ったテンション、どうしてくれるの!?行き場がないじゃないか!

遊んで欲しがってたくせに、そんなにすぐ飽きないでくださいよ…

ねこさんと人間の「あるある」なすれ違い?

「何なの?」



その数日後、ポいもはテンション高いポあねを目撃。

ポあねが、ポいもと同じようにハイテンションで、ポにゃちゃんを誘って遊んでいます。ポいもは隙間からそっと覗き込みました。

そして、やはり…ポにゃちゃんは無反応。

ポあねもポいもと同じ刑に処されている…かわいそう…


自分があんなだったなんて思うと、ほんと恥ずかしいです。遊びたくなくても、ちょっとは気を使って遊んでほしい。遊びたかったんじゃないの?と、ポいもは再びポにゃちゃんに問いかけます。


「一応教えてあげますけど、ポにゃちゃんは一人遊びも結構上手なんにゃすよ」


ポにゃちゃんは、ただ一人で楽しむのが好きで、時には「見ていてほしい」という寂しさを込めて、ポいもを見つめていただけなのかもしれません。

ねこさんとの距離感は、一筋縄ではいきません。でも、そんな「わけのわからない」部分も含めて、彼らとの生活は、毎日が発見と、ちょっとした笑いに満ちているのです。