マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

おトイレ事情 その2

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前回のお話

甘えたい時、ご飯が欲しい時、だまってこちらを見つめアピールするタイプのポにゃちゃん。そんなポにゃちゃんですが、突然「にゃーにゃー」とわめき散らすことがあるのです。

ドタドタドタッ!

 

「むにゅにゅ、にゃむー」

 

部屋の外でポにゃちゃんが何か言いながら、走り回っているようです。

 

「うるさいなぁ、もーー」

 

あんまりにもうるさいもんだから、様子を伺ってみると。

「む?この匂い」

ポにゃちゃんが喚いていた理由は、うんちをしたというお知らせのためだったようです。

 

これはいわゆる、ねこさんによるトイレハイとか、うんちハイとかいうやつですね。ポにゃさんはうんちをする前後、大抵大騒ぎしてお知らせして下さいます。

※ポにゃちゃんのおトイレはダイニングルームに設置してあります。

 

 

うんちするときくらい、静かにした方がリラックスしてよく出ると思うんですけどね。便秘でうんちが出なくて気持ちが悪かったりするのでしょうか。

 

 

しかしこのうんちのお知らせ、ポあねは慣れてしまっているのかあまり反応しません。うんちの匂いが充満しているダイニング、ポにゃちゃんがトイレハイでわめいていても気にすることなく、スマホを眺めながらモシャモシャとご飯を食べていました。

 

「え?う、うそでしょ?」

「うん?」

「食事中にさ、匂い気にならない?」

「あー、うーん」(上の空)

 

自室で食事をとるポいもには考えられませんが、本人が気にならないと言うのであれば、とやかく言うことではありません。とやかくはいいませんが、衛生的にもこちらが気になるのでそっと片づけます。

 

 

そしてねこさんの”羞恥心がない”という部分。

これがないのはねこさんだけではないようで、職場の人にもトイレに行くとき、わざわざお知らせしてくる人がいます。

 

世の中の動きは“トイレの報告をする”という方向に向かっているのですか?

とっても可愛らしい娘さんたちなんですけどね。

 

HSPタイプの人にはたくさん出会いますが、こういった陽キャかつコミュニケーション能力の化け物タイプの人は、けっこう珍しいと思う。

 

そしてこの手のタイプは声も大きいし、もともと目立つし、部屋中に声が響き渡っています。

 

「おしっこして来てももいい~?」 
「ダメだね」
「じゃあここで漏らす-」
「良いわけない」
「ならどうすんのー?」
「……」
 
ポにゃちゃんのトイレのお世話は出来ても、きみたちのお世話まではちょっと無理です。万一漏れてしまったとしても、しっかり自分で片しましょう。