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前回のお話
甘えたい時、ご飯が欲しい時、だまってこちらを見つめアピールするタイプのポにゃちゃん。そんなポにゃちゃんですが、突然「にゃーにゃー」とわめき散らすことがあるのです。
ドタドタドタッ!
「むにゅにゅ、にゃむー」
部屋の外でポにゃちゃんが何か言いながら、走り回っているようです。
「うるさいなぁ、もーー」
あんまりにもうるさいもんだから、様子を伺ってみると。
「む?この匂い」
ポにゃちゃんが喚いていた理由は、うんちをしたというお知らせのためだったようです。
これはいわゆる、ねこさんによるトイレハイとか、うんちハイとかいうやつですね。ポにゃさんはうんちをする前後、大抵大騒ぎしてお知らせして下さいます。
※ポにゃちゃんのおトイレはダイニングルームに設置してあります。
うんちするときくらい、静かにした方がリラックスしてよく出ると思うんですけどね。便秘でうんちが出なくて気持ちが悪かったりするのでしょうか。
しかしこのうんちのお知らせ、ポあねは慣れてしまっているのかあまり反応しません。うんちの匂いが充満しているダイニング、ポにゃちゃんがトイレハイでわめいていても気にすることなく、スマホを眺めながらモシャモシャとご飯を食べていました。
「え?う、うそでしょ?」
「うん?」
「食事中にさ、匂い気にならない?」
「あー、うーん」(上の空)
自室で食事をとるポいもには考えられませんが、本人が気にならないと言うのであれば、とやかく言うことではありません。とやかくはいいませんが、衛生的にもこちらが気になるのでそっと片づけます。
そしてねこさんの”羞恥心がない”という部分。
これがないのはねこさんだけではないようで、職場の人にもトイレに行くとき、わざわざお知らせしてくる人がいます。
世の中の動きは“トイレの報告をする”という方向に向かっているのですか?
とっても可愛らしい娘さんたちなんですけどね。
HSPタイプの人にはたくさん出会いますが、こういった陽キャかつコミュニケーション能力の化け物タイプの人は、けっこう珍しいと思う。
そしてこの手のタイプは声も大きいし、もともと目立つし、部屋中に声が響き渡っています。
「おしっこして来てももいい~?」
「ダメだね」
「じゃあここで漏らす-」
「良いわけない」
「ならどうすんのー?」
「……」
ポにゃちゃんのトイレのお世話は出来ても、きみたちのお世話まではちょっと無理です。万一漏れてしまったとしても、しっかり自分で片しましょう。