⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら
⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら
前回のお話
子ども時代、虫とお友だちになっていたポいも。新しいお友だちを探すため、アゲハ蝶の食草である山椒の元へ。
子どもの頃は、卵や赤ちゃんを見つけるのが好きでした。宝物を発見した時みたいに、テンションがあがります。

でも見ているだけで臭角という臭い角を出して、怒られてしまうのです。
なんだか見ているだけでしっぽで床を叩き、イライラをアピールしてくるねこさんに似ています。

普段から大抵の生き物に嫌われるポいもは、なれっこです。大抵の人間が苦手なポいもは、大抵の人間や動物たちからも嫌われてしまうのです。
生がだめなら、テレビで遠くから眺めることにしました。本を読み漁るほどの興味はありませんが、テレビで昆虫のことについて放送していたらつい、見てしまう。風貌が壮絶すぎて、直視できない昆虫も多いですが、彼らの生態は気になるのですよ。日々の暮らしぶりってやつを垣間見たい。
ふわふわ生物はもちろん可愛いのですが、生活面や持っている能力等について知りたいのは、やはり昆虫の方。
さて、昆虫にも嫌われる日々を送る中、今度はたまたま巣から落ちてしまった雀の雛を見つける。生き物が、飼いたくて仕方のない時期。コソッと拾い上げました。
雀の雛を拾って育てたりしてはいけない、なんてことは知らない幼き者。せっかくの命、雀の雛を助けてあげたいと思ったのです。

拾った雀の赤ちゃん、結局は瞬きするほどの短い間に天国へ旅立ってしまいました。
新しいお友だちをつくるのは難しいです。
本当は昆虫や雀の雛だけではなく、ふわふわした生物ともお友だちになりたい。ふわふわっとした体を触らせてもらいたい。生態を知りたいのは昆虫だけど、よりお友だちになりたいのは、ふわふわした方たち。しかしポ家ではそれは無理なお話。
そのため、子ども頃の誕生日プレゼントはいつもぬいぐるみでした。ふわふわ生物の代わりにするために…

「こんなに大きくて高いのはだめ。こっちの小さいのならいいわよ」
「ケチかかあ!」
当時、一番お友だちになりたかったのは大きな大きな犬。大きなわこさんとお散歩する、というのに憧れていたのです。その大きなわこさんが、自分を守ってくれる存在になる。そう思っていました。別に誰からも狙われてないんですけどね。
犬に限らず大きな生物への憧れは強く、そのため誕プレのぬいぐるみも、なるべく大きいものを欲しがりました。でも大きくてかっこいい系の犬のぬいぐるみはほとんどなく、あっても値段が高い。
そのため、買って貰えたのは、小型犬であるヨークシャーテリアのぬいぐるみ。
それでも早速、飼うことになったぬいぐるみのわこさんと家の中で憧れのお散歩。

次はわこさんのブラッシング。ヨークシャテリアのぬいぐるみには、毛をとかす用のクシがついていたのです。

毛ガシガシ全然とかせない
「…」
少なからず感じる心の隙間。
続きます。