⚫︎本物語を最初からご覧になりたい方はこちら
⚫︎物語の概要をご覧になりたい方はこちら
夏。
昆虫たちが活発に活動してる季節です。
人間はね、だるそうにしている人が多いですけれどね。
昆虫たちは元気に飛び回る一方、あちこちで亡くなっている姿も見かけます。
中でもアオドウガネが、よく亡くなっているようです。
アオドウガネとは道端でひっくり返っている緑色の昆虫です。
アオドウガネも熱中症なのでしょうか?
優しい人は踏まれないよう、路上で弱っているアオドウガネを発見次第、自宅で保護してあげているそうです。
素敵ですね。
素敵じゃない私は、彼らがあまりにも道端で亡くなっているので、どれだけ亡くなっているのかつい、数えたくなってしまう。
※苦手な生物についてのお話
「イチ、ニ」
前に住んでいた町の商店街では、結構な数のアオドウガネが路上で亡くなっていました。
「サン、シ」
商店街で人通りが多いため、ぺっちゃんこに踏まれています。
かわいそう。
「ゴ、ロク」
当時ポあねと住んでいた地域は緑も多い場所だったので、なぜ商店街にまで来て亡くなっていたのか、不思議に思っていました。
「シチ、ハチ」
亡くなっていたアオドウガネを数えた結果。
なんと、15匹もいました
全長300メートルほどの商店街には、やはり多い気がします。
たまには貴方が生きている時に見かけたい。
なので生きているアオドウガネを見かけると保護はしないのですが、つい構ってあげたくなるのです。
どうして空を飛べるのに、ヨチヨチ歩いて、車道に向かって行くのか?
そのまま歩いて行くと、またぺっちゃんこになってしまいます。
子どももねこもハトもアオドウガネも、みんな車道に飛び出して行ってしまう。
良くないね、そういうの良くない。
ポいもが子供のころ、5、6歳の幼馴染の男の子が車道へ飛び出して行って、目の前でバイクに轢かれたのを見ました。
ひき逃げでした。
こういうこともあるので、是非とも気を付けて欲しい。
ちなみに男の子はぺっちゃんこにはならず、鼻血は出していましたが、大したケガはなさそうでした。
良かった。
けっこうなスピードのバイクにぶつかって、吹っ飛んでいたのに。
ぶつかりそうになったとき”危ない”と思ったのですが、当時は声も出ず何もできませんでした。
私もちょろっと轢かれたことがありますが、子どもの頃って自分が悪いと思ってしまい、大人に対し何も言えないのですよね。
アオドウガネだって車に轢かれても、人間に潰されても、自分が悪いと思ったのでしょうか?
続きます