節分の日、怖いものが苦手なパゴロウさん、ケイヒさんはおうちの中に隠れています。
節分の日に鬼が出没するのに乗じて、悪しきものがいつも以上にうようよしているからでしょう。
悪しきものとは土壌を腐らせたり、その腐った土で作った泥団子を投げてきたりする存在です。
もちろん、鬼自体を怖がっている人たちも、おうちの中に避難し”鬼は外”をしています。
パゴロウさんたちと同様、怖がりのナメ江さんも早めに用事を済ませて急いで家に帰ります。
鬼は悪しきものたちのボス…
のように見えますがどうやら違うようです。
悪しきものの秘技、泥団子投げ。
食べられるお豆じゃないので、泥団子をぶつけられるのは鬼も困ります。
悪しきものは女子どもを狙って攻撃する習性があるので、通常であれば鬼には攻撃しません。
ですがこの鬼はお腹が減り過ぎて弱ってしまい、悪しきものたちの標的になってしまったみたいです。
「うう…」
「なまはげさん、悪い子たちがこちらにいまーす」
そんな時、女性の声が聞こえてきました。
てんまさんとまゆさんです。
悪きものから、鬼を助けに来てくれました。
鬼はその後、泥汚れを落とすため、温泉へ。
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※過去の節分のお話
「毎年お風呂にばっかり入ってんじゃん」
「うぅ…」
そのとき突然、鬼のもじゃ頭(かつら)の中から小鬼が出てきました。
お風呂の湯気が暑くて出てきたようです。
「何この子。かわいいー」
「え?息子?」
鬼はゆっくりと首を横に振っています。
青い小鬼はまゆさんたちのテンションに驚いたように、再びもじゃ頭の中に隠れてしまいました。
「あら、隠れちゃった」
ひょこっと出てきた青小鬼に、近くで遊んでいたにゃこさんは興味を持ってしまったようです。
目がキラッとしています。
続きます