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代役・ナメ江さん。2022年秋冬のお話。
前回のお話
給湯器が故障したので修繕してもらうため、管理会社に連絡をしたのですが、全くつながらない。
そんな中、水道局から漏水との指摘まで受けてしまいます。
そこで消費者センターに管理会社のことについて相談してみることにしました。
相談できる時間は仕事の都合上、午前9時からの15分間のみ。
消費者センターのちゃきちゃきしたお姉さんは、簡易書留でオーナーに手紙を送るよう指示してくれました。
「ただ、修繕はできても、管理会社と連絡取れないままだとちょっと…引越しも出来ないですし」
「あら、ほんと!そうですよね。お家賃の振込先はどうなっているんですか?」
「オーナーさんじゃなくて管理会社の方に」
「で、ですね」
「そうなんですね。あ、ではポいもさんのお電話番号と管理会社の電話番号を聞かせていただいてもいいですか?」
「あ、はい」
「それでそちらのマンションは、築何年ぐらいなんですか?」
「ええと、20年くらいですね」
契約書を見ながら、ちゃき姉の質問に答えていきます。
私から電話をし、それに対応してくれているちゃき姉。
私の時間は有限であることは伝えていません。
時間はもうすでに9時13分。
やばいな、ギリだな。
どうしようかな。
そう思っていると女性から”お時間大丈夫ですか?”と聞いてくれました。
(おお!)
ポいもが出す焦っている雰囲気を、素早く察してくれたのかな?
「いや、もう出なければならない感じです」
そういうとオーナーさんに手紙を出しても解決しなかった場合の連絡先として、国土交通省が管轄している窓相談口の電話番号を教えてくれました。
「あと、万が一管理会社が倒産している場合の連絡先として…」
「倒産…その可能性結構高いと思います」
この女性は不動産屋さんのように”管理会社とたまたまつながらなかっただけ”とは思わなかったようなので言いませんでしたが、9月からずっと連絡がつかないこと状態であることを伝えました。
そしてHPもアクセスできない状態、さらにメールアドレス・本社の連絡先もすでに使用されていないことも伝えておきました。
「うそー。大変じゃないですかぁ。でもお話を聞くところによると、その管理会社はやはりもうなさそうですね」
「そう、ですね。ではすいません。今日は本当にありがとうございました」
そんなお話をして電話を切りました。
「さー仕事仕事っ!」
会社にはギリギリでしたが、無事間に合いました。
電話をしたのは金曜日の朝だったので、手紙を用意してその日に郵便局に行くのはちょっと無理そう。
来週の月曜日のお昼休みに郵便局に行って、簡易書留を出すことに決めました。
続きます