マメチュー先生の調剤薬局

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ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

マンションの管理会社と連絡がつかない場合 その11

一話目からはこちら
www.mamechu.com
代役・ナメ江さん。2022年秋冬のお話。

前回のお話
マンションの給湯器が壊れている状態で、日々を過ごしているポいも。
さすがに寒くなってきたため給湯器を直したいと思い、管理会社に連絡を取ってみることにしました。
所がまったく連絡がとれないのです

不動産屋さんに相談しても折り返しの連絡がないし、マンションのオーナーさんは…

実は私が住んでいるマンションは、分譲マンションで一室ずつオーナーが違います。
私の部屋のオーナーさんは、私の家からは遠い温泉街に住んでいて、やりとりをしたことはありません。
契約書に住所と名前は記載されているのですが、メールアドレス・電話番号の記載はありませんでした。

したがって、簡単に連絡をとれそうに無いのです。
出来ることは手紙を送るくらい?
折り返し、くれるかな?


実は管理会社と音信不通であることに気付いた時から、ずっと気になっていたことがありました。
家賃の振込先がオーナーさんではなく、管理会社になっているのです。
連絡が取れない管理会社に家賃を振り込み続けるのは、さすがに不安と言うか、危険な気がする。

「ちゃんと受け取っているのかな。オーナーさんと管理会社はやりとりがあるのかな?」

管理会社とは連絡が取れないし、不動産屋も折り返しの連絡をくれない。
家賃を受け取っているのか分からないオーナーさんからも、もちろん連絡はありません。

完全に行き詰まってる。
それでも給湯器は、早く直したい。

解決するためにも、改めて契約書を見返してみることにしました。
そこには管理会社のHPが記載されている。
ですが以前、ポあね宅から管理会社に電話をした時、一応社名からネット検索していたのです。
けれどもほとんど情報を得られませんでした。
それでも記載されているアドレスを検索。

やはりすでにHPは、存在していませんでした。
残念ですが、次のアプローチ。

「担当者のメールアドレスも書いてあるから、メールしてみよう」

『送信!』
すると即、このアドレスは使われていないという返信が…

「なんかもう、この管理会社、いよいよやばい」

一か八かで全財産を競馬に突っ込んで、全部すってしまったくらいにはやばい気がする。

契約書には本社なるものの電話番号も記載されていたので、藁にもすがる思いでそちらにも電話をかけてみる。

”現在使用されておりません”

「……」

HP、メールアドレス、本社の電話番号がすでに使われていない。
これはどうしたらいいんだろう。
藁すらもすがらせてもらえない状態。

わざわざ携帯電話買ったのにさー、そんなに役に立ってないなぁ。
っていうかさー、給湯器がどうのではなくなってきた気がするなぁ。

いや!
めげているわけにはいきません。
重い腰は上がったままなので、まだ動いてみます。
兎にも角にもネット検索しまくりました。


電話してもつながらない場合は、管理会社に直接訪ねてみる。
そう記載されているものをいくつか発見。

ただし…

”アポなしで訪ねるため、待たされる可能性がある”もしくは”オートロックつきのビル内に管理会社がある場合は、そもそも入れない可能性がある”等と書かれていたため、ちょっと行く気にはなりません。


とりあえずネットの地図から管理会社の場所を、確認してみることにしました。

建物に社名が現在も記載されているのか気になったのです。

「ええと場所は、この辺だな」

都会の路地裏にあるビルの中に、該当の管理会社があるらしい。
1階は有名な宅配業者が仕事をしている様子が伺えました。
肝心のビルの入り口は…

んんん!

見えないっ!!
うまいこと入口付近が見えず、社名が記載されているかどうかは分かりませんでした。


ああ、何一つうまくいかない。
前に進まない。

いわゆるこれが詰んでいる、という状態なのですかね?

続きます