本日はポ村で月一行っている“健康相談会“の日。
ポ村の村長は村民にセルフメディケーションを推奨しています。
セルフメディケーションとはざっくり言うと、自分の健康は自分で管理するということ。
医者にかかる前に
薬を使用する前に
そして医療費を無駄にする前にすることがあります。
ストレスを溜めず、適度に身体を動かし、そして健康的な食事をする。
これが一番大事。
もちろんわかっているけれど、なかなか出来ない。
そんな村民たちの健康をサポートするのが“健康相談会“なのです。
「マメチュー先生、本日もよろしくお願いします」
「みなさん、こちらこそよろしくお願いします」
マメチュー先生は“健康サポート薬局“の薬局長として、村民の健康を守るため村長に協力しています。
【健康サポート薬局】
厚労大臣が定める基準をクリアした薬局が“健康サポート薬局“として表示することが出来ます。
健康サポート薬局では、医薬品・健康食品のことについてはもちろん、みなさまが健康で豊かな生活を送れるため、幅広く相談を受け付け支援を行っています。
そして相談者によっては医療機関の受診をすすめたり、適切な医薬品の紹介もしていきます。
食事・運動・生活習慣など様々な角度から、みなさまのサポートをしていく薬局なのです。
本日の“健康相談会“のテーマ。
最近悩んでいる方達が多いという、加齢などによる“摂食嚥下障害“について。
みなさん、食べ物が肺に入ってむせた、喉に食べ物を詰まらせて苦しい思いをした経験を語っています。
加齢に伴い嚥下機能に関する筋肉が、衰えてしまっているようです。
小料理屋三すくみの店主たちも悩んでいた、嚥下障害による誤嚥。
そこに通う常連の高齢者の方たちも、同じ悩みを抱えていたみたいです。
そんな高齢者の方たちに、三すくみの従業員の方たちが作ってくれた野菜ジュースを提供。
豆乳、小松菜、レモン汁が入っています。
「誤嚥を防ぐためには、食事前に水分を取って喉を潤すことが大事です。それに加え血糖値を抑制し、空腹も抑え、早食いを防ぐ効果もあります」
「まあ。そうなのね、この野菜ジュース飲みやすいわ」
「素朴な味でおいしい」
「おいしくないっ!」
大人たちと一緒に飲んでいたトビーくん。
一口野菜ジュースを飲んで、顔をしかめています。
「あらあら、トビーくんのお口には合わなかったですかね?じゃあレモン水なんかはどうでしょう?」
マメチュー先生はまだ子どもさんであるトビーくんのために、レモン水を用意してあげました。
「うーん。そんなにおいしくはないけど…でも飲めるー」
「今度は、トビーくんに合う飲み物も準備しておきますね」
子どもさんは正直です。
ただ、ストレスを感じてまで無理に飲む必要はないと思います。
続かないだけですからね。
続きます。