5月5日は、男の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをする日です。
「滝を登って立派な龍になるのにゃ!」
ここはポ村の隣にあるねこ森町。
ここで暮らしている男の子のねこさんたちは、なんだかはりきっている様子。
「女の子たちを守れるような、大人の男になるのにゃ!」
「にゃあ!」
世の中ジェンダーフリーが叫ばれる時代ですが、ねこの男の子たちは、やっぱりそういう存在にあこがれるているみたい。
だって今日は男の子の日。
実際男の子たちが挑戦しているのは、滝ではなく軽い段差なのですが、ねこさんたちにはこれでも大変。
本来お水が苦手なねこさん。
しかしねこ森町の中では、比較的平気なようです。
平気だけど、段差に負けて転がって流されちゃう。
中には恐がって、コイにしがみついているねこさんもいる。
一方女の子たちは、兜の折り紙作り。
かっこいいのを作ると、張り切っています。
可愛らしいです。
ですがいつの間にか折り紙をかみちぎったりしている。
さらには丸めた折り紙を追いかけて遊んでいる。
そんな風に悪戦苦闘しながらも、ようやく兜完成。
「できたわ」
「ちょっとあててみて」
実は三角に折っただけの折り紙。
幽霊の頭についている白い布のようです。
(天冠というらしい)
でもそんなことは知らないねこさん。
青いカッコイイ色の折り紙なので、上手に出来ているつもりです。
大満足です。
遠目から見たら、雰囲気だけはあっているようです。
「かっこいいにゃ」
「似合ってるわ」
男の子たち、褒められてにっこり。
さて、そんな男の子たちは頑張ったご褒美に、みんなで菖蒲湯。
ねこ森町では、ねこさんもあったかいお風呂を楽しめます。
「ちょっと変わったきゃな?」
「大人の男になれたきゃな?」
お水の中で頑張って、つかれた男の子のねこさん。
今宵もよく眠れるのだと思います。
龍になってこいのぼりとお空を舞う、そんな楽しい夢が見られるでしょう。