12月24日、雪がしんしんと降り積もる、ねこ森町のクリスマスイブの夜。
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ねこ森町のクリスマスのお歌。
とってもメリークリスマス【作詞作曲・楓屋 (id:kaedeya) さん】をみんなで歌っています。
そんな楽しいクリスマスの一方、ねこさんたちは暖かいおこたを奪いあっています。
ベスポジを狙うため、尻ずもうをしちゃってます。
「お外行こうにゃ。サンタさん見ようにゃ」
寒さに強め、長毛のトトくん・チーくん(トトとチーの父さん“id:cat-cat-48”さん宅にお住まいのねこさん)や、若くて元気なねこさんはお外で遊びたいようです。
一方短毛のねこさん、特に葉月くん(にゃにゃにゃ工務店“id:JuneNNN”さん宅にお住まいのねこさん)なんかは絶対におこたを譲りたくはありません。
でも元気ねこさんは遊びたいし、ついでにサンタさんも見てみたい。
「おデブの赤いおじいにゃんを見たいんにゃ。あのお髭で遊びたいんにゃ」
寒がりのねこさんたちは、促されるように重い尻を上げて外に向かいます。
「さむいにゃわ」
「さむいにゃね」
雪の夜の中、外に集まったねこさんたち。
やっぱりどうしても寒いようです。
そのため、こそこそ目を盗んでおこたの中に再び忍び込もうとするねこさん。
そんなねこさんたちいる。
そしてそんなねこさん発見!
素早く気づいたねこさんに、こたつねこは素早く捕まってしまいます。
確かに寒がりのねこさんが長い間、寒空の下にいると冷えて霜焼けになってしまうこともある。
でもサンタさんをみんなで見たい。
「じゃあ、おしくらまんじゅうしようにゃ」
「にゃ?」
「まんじゅうにゃ」
ねこさんたちはもみの木の下で、身体を暖め合うためおしくらまんじゅう。
“押して押されて、まんじゅー、まんじゅー“
ふわふわポカポカのねこまんじゅう。
“まんじゅー、まんじゅー”
「サンタさんのお帽子のポンポンで、遊びたいにゃ」
「楽しそうにゃね」
“まんじゅー”
「サンタさんの持っている、大きな袋の中にも入ってみたいにゃわあ」
「わかるにゃ」
“まんじゅー、まんじゅー”
ねこさんたちはまんじゅうになりながらお話をして、サンタさんをいい子で待っています。
シャンシャン
「にゃ?」
シャンシャンシャン♪
「鈴の音にゃ」
「赤いじじいきたにゃか?」
「どこにゃ」
シャンシャン、シャンシャン♪
鈴の音はお部屋の方から聞こえてきます。
「にゃ?」
「お部屋にいるみたいにゃ」
ねこさんたちは、急いでお部屋の方に向かいます。
「にゃま?プレゼントがあるにゃ」
お部屋の中を覗いてみると、サンタさんからのプレゼントがすでに届けられていました。
「ちゅーるにゃ」
「ねこサラダにゃ」
「ねこじゃらしもあるにゃ」
サンタさんはいつの間に来ていたのでしょう。
ねこさんたちは不思議なようです。
実はどうやら、ねこさんたちの噂話がサンタさんに聞こえていたようで、目を盗んでこっそりと裏から入り込んだみたいです。
でも優しいサンタさんは寒空の下、ねこさんたちを待たせてヒンヤリ身体にさせないよう、鈴の音を鳴らして合図を送ってくれたのです。
残念ながら繁忙期のサンタさんは、ねこさんたちと遊ぶ時間はないのです。
サンタさんと遊びたかったねこさんたち。
ちょっと寂しそう。
でも仕方ありません。
今日はどんなに忙しくても、ねこさん優先で遊ばねばならぬいつもの下僕たちで、我慢してくださいな。