少し前、猫カフェに行きました。
そこで出会ったねこさんたちは、とても素晴らしい接客をしてくれました。
可愛らしいのはもちろん、お触りOKで引っ掻きも、噛みつきもしない。
穏やかで大人しいねこさんたち。
ふわふわとした柔らかい癒し。
かわいい動物たちは、見ているだけよりやっぱり触れさせて頂きたくなります。
なので動物園などにある触れ合いコーナーには、毎回立ち寄りたくなります。
とはいえそこは、幼な子がいる場合が多いので、大抵は恥ずかしくて近寄れないのですが…
しかし、とあるひと気の少ない動物園のモルモットのみの、触れ合いコーナーに立ち寄った時。
「やった、誰もいない」
人っ子一人いない、かわいいモルモットたちだけがいる触れ合いコーナー。
ほぼ顔。顔しかない。そしてまんまるい大きいお尻。
そこにはそんなモルモットたちが、たくさんいました。
普段ねこさん以外との触れ合いが少ないので、嬉しくなってさっそく近寄っていったのですが…
モルモットさんは、怖がりさんなのだそうです。
ねこカフェのねこさんたちのように、接客指導はされていないのでしょう。
モルモットたちは箱の中の隅っこでポいもから逃げるため、一生懸命走り続けています。
箱の中でもうそれ以上いけないのに、それでもまだ一生懸命走り続けている。
「かわいそすぎて、近寄れない」
心を開いた人に対しては、甘えるそうなのですが…
でも突然知らない人間が近寄っていったら、怯えるのは当然です。
ポいもだって、突然家に知らない人間が上がり込んできたら怯えます。
前に宅配の人が、ピンポンも鳴らさずに家のドアを開けて来たときは、驚きましたし…
初対面でにこにこかまってくれると思い込んだ、図々しく厚顔無恥なポいもが悪いのです。
「仕方がない」
その時はまんまるいお尻を見るだけで、我慢しました。