マメチュー先生の調剤薬局

マメチュー先生の調剤薬局

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

ねこまんま

ポいもは最近、以前食べ過ぎのため、飽きていた韓国海苔に再びハマっています。



スーパーで売っているのを見つけたら、つい何パックも買い込んでしまいます。



炒飯や炊き込みご飯、納豆ご飯にとろろご飯…

ご飯ものを食べるときは、何でも韓国海苔に巻いて食べます。



本来ポいもは早食いなので、韓国海苔に巻いて食べると、ゆっくりご飯を食べられるというのがいちばんのお気に入りポイント。



休日は一日中、何かしらを食べていたいのです。


「おねにゃん、ポにゃさんにもおまんま下たい」



「お米?ポにゃちゃんはいつも新しいものに興味持つばっかりで、食べないでしょ」



「にゃ…」


「…貰えないにゃの?」

「ご飯かぁ。
ポにゃちゃん知ってる?

おかかご飯やお味噌汁のぶっかけご飯を“ねこまんま”って呼ぶ理由は昔、残り物ご飯をねこさんにあげてたからなんだって」

「おまんま貰えないにゃら、ポにゃさんねんねすにゃ」



「何でねこまんまを食べるのって残飯食べてるみたいで、お行儀が悪いって言われるんだろうね。

雑炊にお味噌を入れて食べるのはいいのにね」

「にゃむ?あんよ汚れてるにゃ。

きれいきれいするにゃ」




「今の時代、残飯でも残さず食べるのは、良いことだと思うんだけど…

あと、ねこまんまを食べるのは縁起も良くないんだって」

「にゃ!ここも汚れとるにゃ。

きれいにしなきゃにゃにゃい!」



「どんなに科学が進んでも、縁起担ぐ人はいるんだよね。

……ポにゃちゃん、寝てる?」

お互い自由気ままに話し、自由気ままに眠る。



「ポにゃちゃん、おまんまはあげるけど…
でもそれは、ねこさん用のご飯ね。

白米なんてホントは食べないでしょ?」


「ZZZ…」


ねぇ、ポにゃちゃん。
地球のために、みんなのために…

ご飯に関しては自由気ままに、残したりはしないようにしましょうね。