ポあねはアトピー性皮膚炎やら、アレルギーやら、喘息やらを保有しています。
“色々と大変だろうな”
と思っていたら…
「んー、でもあんま気にしたことない」
え?そうなの?
本人からしたら、そういうものなのでしょうか?
確かにアレルギー持ちの人とか、特に珍しくは無いと思います。
だからと言って“大変ではない“という事に、なるわけじゃない。
ポあね本人は“気にしてない”と言うけれど、喘息で“ヒューヒュー”言っていたり、アトピーで身体を掻きむしっているのを見ていると…
ハタから見る分には、とてもツラそうにしか見えません。
腕などアトピーにより、酷いときは真っ赤っかになり、ブツブツ&ガサガサに…
とっても痛痒そうです。
ポあねが、病院薬剤師だった頃。
錠剤を潰し、粉にする作業があったそうです。
その作業により、よくポあねの腕には、痒みを伴う湿疹が出来ていました。
薬に対するアレルギーのようです。
勘違いしちゃった身体が
“!!異物がひっついてきた!”
と思い自分の組織を、一生懸命攻撃し始めてしまったのです。
「痒いけど、お仕事だからさ」
病院では脳神経外科等の、錠剤を飲めない患者さんのため、粉砕して粉状にし、飲みやすくする必要があります。
その他まだ幼い患者さん等に、粉薬がよく出るそうです。
子どもさんの場合は、体重によって…
体重1㎏の違いによっても、薬の量は違ってくるのです。
とても繊細な作業。
でもやはりこういった粉作業により、湿疹が発進。
痒みが出てきてしまいます。
あまりに痒みが酷い時は、皮膚科へGO。
アレルギーの薬は朦朧とするくらい、眠くなるそうなので眠気の少ない薬を指定。
アレルギーの薬である“抗ヒスタミン剤”は、睡眠薬の成分の中にも含まれている薬なのです。
塗り薬のステロイド剤も、よく効くとのこと。
「痒みに対して自分の場合は、薬が効いてくれるからまだいいんだ。
この仕事をしてるとね。
もっと大変でツラそうな患者さんと、接することがあるから」
顔や首元が、ウロコのようになっている患者さん。
“自己免疫疾患”
原因は不明だそうですが、免疫システムが正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう疾患。
そのため何らかの刺激を受けると、体が攻撃を開始し、それに伴い痒みが発生する。
今は病院薬剤師を辞め、より日常での患者さんと接することが出来るという理由で、調剤薬局で働くポあね。
錠剤を潰す事は、ほとんどなくなったそうです。
でも…
今はポにゃちゃんの為に、腎臓のお薬を潰しています。
潰した薬を、シリンジで“チュッ”とお口に入れてやるのです。
抱っこもいいですが、ポにゃちゃんはその前にいいこでお薬飲みましょう。
ポにゃちゃん以外のねこさんも、粉にする作業は大変な場合もあるので、イヤイヤしないでいいこで飲んで下さいね。