母は高い食材への憧れがあります。
「雲丹美味しいわよね!
蟹も大好き。メロンもいいわよねぇ。
フカヒレ…食べてみたいわぁ。
あわびっていうのは美味しいのかしら?」
そんな高級食材の中でも、松茸が大好きな母。
季節になるとスーパーでも手に入れられるため、毎年必ず食卓に並びます。
びんぼ臭い所があるポいもは、高級食材については影響されていないつもりです。
「高級食材と美味しいは、必ずしもイコールじゃ無いのに…
ってか腕のあるシェフたちは、安い食材で美味しいものを作ってくれれば良いのになぁ」
等と思っていました。
ビンボー舌を手に、今日までコツコツと生きてきたポいも。
そんなポいもに、ファミマがお値段がお高めの栄養ドリンクをくれました。
(くじで当たった)
高そうな箱に入れられた小さな小瓶。
ゲスいポいもは思わず
「え!?これいくら?」
と思ってネットで値段を調べる。
とは言え身体には良いのでしょうが、明らかに飲みにくそうなドリンク剤です。
多少克服したとはいえ、未だ好き嫌いが多いポいも。
漢方薬みたいなものは苦手です。
「でも高いものイコール美味しいじゃなくても、高い栄養ドリンクイコール身体にいいもの…かもしれない」
けれど…
誰かにあげてしまおうかと、ちょっと悩みます。
「でもせっかくだから、飲んでみようかな?」
なんだかんだ言ってポいも、値段につられちゃっているのです。
高いドリンク剤がどんなものなのか、興味がある。
「やばい、この匂い…」
飲める気がしません。
リポビタンD的な栄養ドリンクではなく、完全な薬の飲み物。
「でも開けちゃったしな…」
量としてはヤクルトくらいしか無いので、一気に飲んでしまえばなんてこと無いはず…
「ああ…くさい…
でも一気に飲んじゃえば…
一気に!!」
今まで言ったことの無い「オエッ」が出る。
ポいもにとってはマズすぎて一気に飲みきる事が出来ず、残ってしまいました。
「でもあと2口。
もったいないし。
飲んじゃうぞー!」
無理でした。
今は食べ残したりしないポいもですが、高級栄養ドリンクを流しに処分。
芸能人たちがやっている、激マズドリンクの罰ゲーム…
ポいもさん出来ない事が判明。
いらぬ心配ですけど。
お値段がはるものにも、色々あるんだな。
今回はそんなことを体感しました。