真夜中。
ヒタヒタと向こうから、裸足で女?のようなものが歩いてくる。
“妖怪裸足歩き”
出会ってしまっても何かしてくるわけではありませんが、出会わない方がいいのは確かです。
靴が足に合わず激痛を味わうことになった、なんて話を前回書きました。
この日の夜もあまりに足が痛くて我慢できず、家にほど近いひと気のない場所で、靴を脱いでしまいました。
今回はそれよりも更に古い、ハタチ前後の頃のお話。
今となってはもうどうでもいいのですが、若い頃というのはやはり“短い足を長く見せたい”そんな風に思ったりするもの。
そのため少し高めのヒールの靴に憧れる。
とは言え毎度のことですが、その手の靴はポいもの足には全く合いません。
なのであらかじめ足がボロボロになることを覚悟して、高めのヒールの靴を履きます。
覚悟はしているのですが、それにしてもやはり痛い…
足に靴が合っていないと言うことに加え、歩き方も悪い。
更に普段あまり歩かないからか、足の裏が柔らかくすぐ靴ずれ・水ぶくれが出来てしまう。
ある日の夜。
遊びに行った帰り、友人と共に自転車で実家の前に辿り着く。
その時はすでに足の裏の皮は両足とも大きく剥がれ、酷い状態でした。
もう一歩も歩けない。
たまたまこの日は最寄り駅に自転車を置いていたので、自宅までは自転車でスムーズに帰れました。
ただ自転車を降りようとしたときに、足の裏の皮が靴に引っ張られた為か激痛が走り、痛みで着地することが出来ず…
なんとそのまま後ろにひっくり返り、頭から壁に激突。
“ゴーーーンッッッ!!”
除夜の鐘のように夜中に響き渡る激突音。
自宅で寝ていた母にも聞こえたそうです…
頭をしこたま打ち付け、引っくり返っているポいもを友人は青ざめた顔で見下ろしている…
“大丈夫?”
くらい声掛けてくれんもんなのかな?
と思いながら起き上がると、ようやく友人が口を開きました。
「ホントに…
死んだかと思った」
まぁ確かに頭は腫れ上がり痛みもあったため、眠るときは打ち付けた部分と反対側を下にして眠りましたが…
でもポいも的には足が痛い。
ヒリヒリして痛い。
【靴ずれ】
患部は洗浄し清潔にしましょう。
傷口は靴擦れ用の絆創膏などで乾燥させないようにし、湿潤療法を行いましょう。
(詳しくは記事「湿潤療法」を参照)
【水ぶくれ】
決して潰してはいけません。
決して…
潰してしまうと細菌が入り込んだりして、治りが遅くなってしまいます。
我慢できずにつぶしてしまった場合は、殺菌・消毒・鎮痛効果のある軟膏を使用しましょう。
化膿してしまった場合は、抗生剤を使用して下さい。
【応急処置】
出先で靴擦れをおこしてしまった場合は、ワセリンやリップクリーム・ハンドクリームを塗ると摩擦を減らせますよ。
“小料理屋三すくみ”の店主
フロ次さんのガマの油でも、効果があるかと思います。